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#76 和歌山大学教育学部附属小学校の研究大会に参加して学んだこと②
昨日、11月2日土曜日に和歌山大学教育学部附属小学校の研究大会に参加してきました。その学びの第二弾です!
前回の記事
抽出児の学びが指導案にある!
エージェンシーを育てるために、一人一人の子どもに注目した学びをしている和歌山大学附属小学校。特徴的なのは、指導案集の中に、抽出時の学びの足跡が記載されている点です。
関西学院初等部も同じ方法を取り入れられていました。各学級が抽出児を選び、その児童のこれまでの学びや、本時への期待が書かれています。教材研究や授業の流れなども、目の前の子どもたちに実態に合わせて柔軟に変更されていました。
これまでの子どもの軌跡の記録
当日教室に入ると、分厚いA4の資料が置いてありました。本時案かと思い、読んでみると、それは全て、これまでの子どもたちの学びの足跡でした。一人学びでどのようなことを調べていたか、振り返りでどのようなことを書いていたのかを細かに記録されていたのです!
とても驚きました。ここまで子どもたちのことを観察して授業を作られているのかと感動しました。
子どもの姿で単元を変える
4年生の社会科の公開では、もともと文化の学習が予定されていました。しかし、当日行われたのは防災学習。
その理由は、教師の都合などではなく、目の前の子どもの実態に合わせたものでした。ある男の子の発言をきっかけに「この子達には防災学習が必要だ」と感じられたそうです。
子どもたちを「みる」ということについて、たくさん考えさせられる1日でした。