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#60 子どもの自己調整スキルを磨く
横田富信先生の著書。今の自分にドンピシャ。
実は、2年前に研究発表大会で研究授業をしたときも、横田先生の著書を参考にした。
社会科が苦手ではなかったけど、この本の真似をして、さらに社会科のレベルが上がったと思う。
今回は、こちらの本。
自己調整スキルを磨く
この本のテーマ。社会科を中心に論が展開されていく。
近年注目されている「協働的な学び」や「個別最適な学び」と関連づけながら、自己調整スキルについて書かれている。
また、OECDのエージェンシーやウェルビーングとも関連づけて書かれていることもあり、日本だけでなく、世界的な潮流があることも理解できる。
自己調整スキルを磨く社会科の授業
社会科の具体的な実践がいくつか紹介されている。
簡単にまとめると
・子どもたちが立てた問いを分担して発表して共有する学び
・学習問題から自分たちで問いを立てて追究していく学び
・学習問題から問いを立て、調べる順番を自分で考える学び
・新しい問いを作り続けていく学び
の4点になる。
どの実践もICTを活用しながら、子どもたちが個人で追究して協働し、自己調整して次へ繋げるサイクルで学習している。
子どもたちが自ら問いを立てられるように
最後の最後に書かれている文章。自分も同感で、子どもたちが社会的事象に対して問いを立てて予想し、調べてまとめていく流れを身につけていくことで、総合的な学習の時間などへ繋がっていくはず。
そんな子どもたちを育てていきたいと強く思う!