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tarotjournal21 質問の仕方でわかる意識レベルの階層<タロット曼荼羅>


タロットリーディングの質問の仕方によって、その人の現状の意識レベルがどの状態にあるかを、おおまかに判断することが可能です。


ここでは3×7のタロット曼荼羅を元に、意識レベルを3つに分けて質問の例を上げていきます。


<地上界><魂界><天上界>


意識状態といっても、その人がずっとそのレベルでキープされているという意味ではありません。同じ個人でもその時々によって揺らぐものです。


また、どのレベルだから良い・悪いというものでもありません。どのレベルも人間にとっては必要な階層です。


という前置きを理解の上、読んでね!



3×7のタロット曼荼羅
CBD Tarot de Marseille by Dr. Yoav Ben-Dov, www.cbdtarot.com



<地上界>レベル 他者軸


「あの人の気持ちは?」

これは恋愛に限らず、上司や家族、友人との人間関係も含みます。相手の気持ちを知って安心したい、もしくは知った上で自分がどう動くか判断したいから出てくる質問だとおもいます。


わたしたちは関係性の上に成り立っているので、相手の気持ちを知りたいというのは自然なことです。そして他人の気持ちをわかろうとすることは大切なことでもあります。


けれど、「他者の気持ち」を、自身の行動を決める際の中心的な根拠とするなら、生きていると実感できる活力のようなエネルギーを感じることは難しくなるでしょう。


それは他者軸で生きていることになります。常に相手の振る舞いや言葉に振り回され、自分自身を置き去りにすることになりかねません。それはとても疲れることです。


タロットで掬い上げる無意識のピクチャーは、自己を中心とした視点であるべきだとわたしは考えています。「相手の気持ち」にフォーカスするよりも、もっと広い視野で相手との関係性や展望全体を眺めた方がよりよい判断ができそうではないでしょうか。


実際タロットリーダーは、このような問いであっても、そのように全体を見渡して読むことが多いのではないかとおもいます。


仕事やその他のことでは、魂界や天上界の問いかけができるのに、恋愛だけは地上界の質問をしてしまう、ということもあります。


それくらい恋愛というのは「軸」のブレを引き起こしますが、ブレるからこそ、より自分の軸をはっきりさせることができるのだろうともおもいます。


「〇〇はうまくいきますか?(合格しますか?結婚できますか?成功しますか?etc)」

この世界は大きな運命のもと、結果はすでに決まっており、自分には力がないと無意識に思っている状態です。


Yes or Noの2項軸の世界観が反映されています。出来ても出来なくても、そこへ進むプロセスを充実させることにこそ意味があることに、まだ気づいていません。



<魂界>レベル 自分軸


●「〇〇を実現するためには、どうすればよいですか?」

魂界レベルでは自分軸が中心にあります。例えば、あの人の気持ちがどうであれ、自分の想いを告げるか告げないかを決めることができます。

そこに自分がやりたくないことや困難な道が示されたとしても、タロットの声を聞き入れる耳を持ちます。


無意識に無限の力があることにも気づいており、望みがあればそれを叶えるためにどうすればよいかを問いかけます。


そのことに過剰適応してしまうと、特定の結果に固執し、それが達成できない場合は自己否定に陥ることもあるかもしれません。


タロットは魔術使えるんでしょう?と考えているならば、それは否定はしないけれど、魔術で結果を出すことと魂の望みが一致するとは限らないことも覚えておきたいです。そして、魔の魅力に飲み込まれないように注意したいです。


また「この関係性において、傷つかずに、私が安心して過ごすにはどうしたらいいですか?」といった質問の仕方は、タロットに聞いているようで聞いてないなと感じることがあります。これは魂界の問いのようでいて、地上界の問いです。


答えを限定しすぎている。傷つかずにいられないことはあります。思い通りにならないこともある。


安定した安心感を得るには、外界に左右されにくい自身の心の鍛錬が不可欠だろうと個人的にはおもいます。つまり、自分軸をしなやかで強いものにすることが。



<天上界>レベル 宇宙軸


「この出来事を通じて、私が気づくべきことは何ですか?」「〇〇に関して、全体にとってベストな状況になるよう、わたしが取るべき行動を教えてください」

これらの問いは答えを限定していません。わたしを安心させてくれとも、望む結果を目の前に出してくれともいっていません。自分自身を宇宙にサレンダーしています。


宇宙全体にとって何がベストなのかは小さな自我にはわからないのだから、自分の個人的な問題であったとしても“教えてください“という祈りなような謙虚さでタロットに向かい合っています。


これは地上界の「大きな運命のもと、結果はすでに決まっている」という考え方とは一見似ているようで異なります。


地上界での大きな運命とは、他者の作る運命(大衆意識、支配層やマジョリティ、場合によっては両親やパートナー)のことを指しますが、天上界での大きな運命とは、宇宙の意思であり神の意志です。


前者で信頼や安心を得ることは不可能ですが、後者には大きな平安が横たわっています。天上界では、地上界の他者軸と魂界の自分軸が統合されています。



まとめ


3つの階層に分けた「問い」、いかがでしたか?

これから先わたしの意見が変わっていくこともあるかもしれないけど、現時点での考察です。

セルフリーディングをする際、自分自身がその状況においてどのレベルにいるかを知る基準としても使えます。知ったからなんだという話もあるけど…興味のある人は使ってみてね!




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