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觜森さい子

はしのもりさいこ

タロロジスト・マルセイユタロット講師

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【略歴】

会社員として働きながらお金を貯めて、夢だった海外生活のためにロンドンへ2年間留学。帰国後、アレハンドロ・ホドロフスキーの「タロットの道」を独自に翻訳しながら、自己探求のツールとしてマルセイユタロットの研究をスタートする。2013年よりまついなつき氏が店長をつとめる中野トナカイ(後のウラナイ・トナカイ)にて、タロットリーディングの対面セッションおよびタロット講座を開催。同時期、はるひなた氏考案”シンボリックリーディング”のトレーナー(講師)として、シンボリック本部にて入門・初級講座を担当する。「教えることは学ぶこと」がモットー。

タロット歴12年、講師歴10年
リーディング実績2200名以上(2022年時点)

Present アレハンドロ・ホドロフスキーのツイートから


【このnoteについて】

『たましいの望みを生きる』をコンセプトに、マルセイユタロットにできることを発信していきます。体系化されたものを知識ととして伝えるのではなく、タロットを学ぶ動機・切実さ・楽しさをベースに展開していきたいと考えています。

  • 心理学・哲学・神話・神秘学など立体的なアプローチ

  • 初心者にもわかりやすく

  • タロットを学ぶ方法

  • フリーランスや副業に役立つ:プロタロットリーダーのための実践的な情報

  • ホドロフスキーの宇宙観・タロット哲学について


【マルセイユタロットとは】

すべてのタロットのルーツでありながら作者不詳。図像の背景に幾何学的調和を持つユニークな象徴体系です。自然界はこの幾何学的調和によって成り立っており、マルセイユタロットには、本来の自分からずれてしまった思考体系をこの宇宙的調和に戻す働きがあると考えています。

仏のタロット研究家 ウィルフリード・ウドワン氏の著作


78枚でひとつの宇宙を構成している、
というコンセプトが好きだ。

タロットは全部で78枚ある。
大アルカナ22枚と小アルカナ56枚。

マルセイユタロットは
人物の視線を有効に使い、
絵画を読むように物語を紡げるので、
大アルカナ22枚だけでも
満足のいくリーディングはできる。

78枚でリーディングすると、
大アルカナとは角度を変えた視点から
より具体的に現象面について
言及することができるけれど、
クオリティや満足度という点においては、
22枚でも78枚でも差はない
とわたしはおもう。

では、
大アルカナでしかリーディング
しないから
「大アルカナのみを知っていれば充分か?」
と聞かれたら、"No"と答える。

22枚で完成するならば、
残りの56枚は必要なかったはずなのだ。

エレメント(四大元素)と数は
タロットを貫くふたつの大きな柱。

これを象徴する小アルカナを
無視することはできない。

だから78枚の全体像を知って
タロットのゲシュタルト(※)
を自分の内につくることは、
タロロジストにとっては
エッセンシャルな作業です。

マルセイユタロットという
ひとつの大きな寺院を、
わたしたちは内側に建立する。 

それはわたしという宇宙を
発見する試みである。

(※)[ゲシュタルト]部分からは導くことのできない、一つのまとまった、有機的・具体的な全体性のある構造をもったもの。形態。 

78枚で一つの宇宙 觜森さい子


【觜森さい子 紹介記事】

●はしのもりさいこのタロットリーディングの雰囲気がよくわかる記事(2015年当時のもの)


●日本フリーランス協会インタビュー



【觜森さい子の得意なこと】

  • 興味が幅広く、さまざまな分野にまたがる情報収集力

  • セッションによるシンボルの具体的な言語化

  • わかりやすい説明

  • クライアントや受講生の現状及び課題の把握とアドバイス


【こんな経緯でやっています(想い)】

中途半端に器用で従順に生きてきたので、敷かれたレールの中でこじんまりと過ごす学生時代でした。就職活動で初めての挫折を味わいます。「何がしたいの?何ができるの?どうしてこの会社で働きたいの?」という問いは、わたしをフリーズさせました。「自分のことが、わからない」

その後はどこにいても”ここではない”という感覚に突き動かされ、結局仕事は長続きせず、転職やイギリスへ留学をしては気分転換の繰り返し。空回りがつづき、途中からは自分探しをしまくる人生になりました。自己分析や成功哲学の本を読みまくるも、何ひとつ自分自身には届かなかった。それどころか、思考の産物でしかない理想の自己像のビルドアップは自意識を過剰にするだけでした。

留学しようが転職しようが、外側を探しても”わたし”については何もわからない、ということに絶望したその果てに、マルセイユタロットと出会いました。内側にしか、それは存在しない。タロットの象徴群は無意識の世界、つまり時間の外の世界とコミュニケートするための翻訳機であり、視覚言語です。視覚言語を習得して始めて、わたしはやっと息がつけるようになった。頭ではなく、心の奥の方と交流していることが実感できた。「わたしとは何者か」それが知る価値のあることです。無意識とコミュニケートするという、それまで考えてもいなかった方法を受け入れたとき、道が開きました。

そこからは、導かれたという言葉がぴったりです。様々なご縁がつながって、大いなるものや人に導かれて、今ここにいます。セッションをしたり教えることが仕事になるなんて思ってもいなかったです。どちらかというと、人と関わることは向いていないと考えていました。そういう「おもいもかけない」けれど「たましいが喜んでいる」そういう道を歩む人が増えるといいなと考えて活動をしています。

Present アレハンドロ・ホドロフスキーのツイートから

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