tarosu杯(占いに関するエピソード)受賞作品の紹介(その4:優勝)
こんばんは。
占いに関するエピソードを募集したtarosu杯。
優秀作品の発表、最終日です!
発表のスケジュールは、こんな形です。
初日(2/25):金賞
二日目(2/26):特別賞
三日目(2/27):金賞
最終日(2/28):tarosu杯(大賞)
【tarosu杯(優勝)】
わたしにとっての占い
しきさわさん
しきさわさん、おめでとうございます!
作品の感想を書いていきます。
占いが好きです。
冒頭のこの言い切りから始まり、この後まさか掴まれてしまうとは思いもしませんでした。
いつから好きとかは明確に思い出せないのですが物心ついたときには魔法やらおまじないやら不思議なもの、あとはおみくじなどが好きで、雑誌の占い特集なんかも楽しみに読んでいた記憶があります。
もうねぇ、びっくりするぐらい、何気ない形で自分の文章を書いてらっしゃるんです。
占いって、当たることもあれば当たらない事もあります。
良い話もあれば、悪い話もある。
それをひっくるめて、思い出を紐解いて下さいました。
占ってもらったことが何一つ当たってないこともざらにあります。でも、べつにそれでも良いんじゃないのかなあと思ったりするのは自分にとって占ってもらった時の記憶がすべて良い思い出として残っているからなんだろうなと思うのです。
そう考えられるしきさわさんが素敵です。
実は占い師さんの中には「当てなければいけない」と言うプレッシャーを感じている方も中にはいらっしゃるのは事実です。
皆さん、絶対に口には出さないですけどね。
「占い師さんは当てて当然」みたいな雰囲気もあるのですが、合う、合わないは絶対にありますので、当たりの度合いは人それぞれなのですよ。
その中で、ここまで言い切ってくれるのは何と優しいお方だろう。
そう感じてしまいました。
友人との思い出
以下、昔の占いを想い馳せながら、友人との思い出話に咲かしている。
こう言った日常に溶け込む話がいいな。
飾らなくていいな。
すごくそれを感じたのですよ。
実はこの光景が、私の中にある「占いの理想形」に近い形だったのです。
そして、その部分を柔らかい表現で何気なく表現して下さったのが嬉しかった。
本当にそう思います。
評価の話をします。
正直、この作品はここ三日間で紹介した他の三作品と比較すると、優れている部分が見つからないのです。
でも、私が一番惹きつけられたのは紛れもなくこの文章でした。
上手さで言うと、くロさんのレベルではない。
カミングアウトも、漣さんほどの強烈なものはありません。
共感度で言うと、tomoさんの文章がはるかに上。
でも、この文章が最後まで審査に残ったのです。
どう表現したら良いのかわからないのですが、文章からおしゃぶり昆布のような味の出方がするんですよ。
私が一番読み返したのは、ぶっちぎりでこの作品でした。
なんか、いいな。
こう考えてくれてる人なんだ、嬉しいな。
どうなるんだろうな、この先。
これが重なる不思議な文体。
占いをこれからも上手に活用して生きて行くんだろうな。
そんな事を考えるんですよね。
もう完全に、しきさわさんのワールドに翻弄されてしまいました。
正直、他の受賞者からしたら「何考えているんだ」と怒られるレベルの寸評です。
私が会社で作品を決めるなら、く□さんの作品を選びます。
占い師さんで選びなさいなら、漣さんの作品を選びます。
自分で重ねたいなら、tomoさんの作品を選びます。
でも、私はこれが一番気になったんです。
何気ない日常に、占いが溶け込んでる風景。
何でもかんでも占いをするのではなくて、必要な時に取捨選択をして自分に活かす生活。
そしてたまには、占ってみようかなと考える構え方。
もちろん、本当にしんどい事を少し考え方をずらして楽にしたり、決断に対して背中を押してもらうのも一つだと思うのですが、こう言った楽しみ方で占いをうまく活かすのも一つだと思うのですよ。
それがきっと、多くの人に占いを喜んで使ってもらえることにつながる気がするんですよ。
「占いの未来形」として。
もちろん、真剣な悩みに向かい合う形も必要ですし、これからもあるべきです。
たくさんの作品に囲まれてあれこれ悩んだのですが、「tarosu杯の主催者は私だ!」の主催者特権を発動し、これを大賞、tarosu杯にします。
しきさわさん、あなたが優勝です!
おめでとうございます!
予告通り2000サポート、しちゃうからね!
そして、表彰状も作っちゃったからね!
と言う訳で、tarosu杯。
これにておしまいとなります。
私の「占いに関するエピソードがたくさん読んでみたい!」とのリクエストに応えて下さった皆様に、感謝に気持ちを込めて、結局応募した全員にサポートをしちゃいました。
今回、エピソードをたくさん書いて下さり、その想いが叶ったことに感謝の気持ちでいっぱいです。
来年もこの企画をするのか、次があるのかはわかりませんが、
私は占いを通じて、少しでも世の中のお役に立てるようにして行きたい。
そのように考えています。
私はこれからも精進して歩んでいきたいと思います。
最後までお付き合い下さり、本当にありがとうございました。