スピリチュアル:お皿が割れた時
先月、お皿を割ったんですよ。何度も。
気をつけなきゃいけないなぁ、と思っていたところに、あの方からタイミングよく連絡が来たのです。
そうです。私の占いのお師匠様です。
お師匠と私のコラム、久しぶりに書きます。
いつもの会話形式でお楽しみ下さい。
お師匠「あんたに謝らなあかんことがあるねん」
たろ「突然どないしたんですか?」
お師匠「エイプリルフール忘れた」
たろ「どうでもよろしいですやん」
お師匠「お元気?」
たろ「切り替えるの早すぎ」
お師匠「まあ、回答が元気そうやから安心したわ」
たろ「どんな理由なんですか?」
お師匠「ちなみに、例の件やけど」
たろ「あの件ですね」
(占いの込み入った話なので省略)
お師匠「まあでも、あんた。大きな怪我でなくて良かったわ」
たろ「ご心配をおかけしました」
お師匠「全然心配なんかしてないで」
たろ「本当は心配してたでしょ?」
お師匠「やっぱり私を敬う心が足りんな」
たろ「どうしてそっちの話になるんですか。そのフレーズは勘弁して下さいよ」
お師匠「せや、聞きたい事思い出したわ」
たろ「ようやく思い出してくれましたか?」
お師匠「あんた最近、自分の周りで何か変わった事なかった?」
たろ「仕事中にビールを飲めるようになった事ですかね」
お師匠「また酒かいな。あんた、ここは真面目に答える所やで」
たろ「そう言えば、何度かお皿を割ったんですよ」
お師匠「そのお皿、あんたを守ってくれてんで」
たろ「えっ?」
お師匠「せやで。お皿が割れる原因って何や?」
たろ「まあ、不注意ですよね」
お師匠「せやろ。あんたがコケたときも全然違うこと考えたやろ?」
たろ「師匠、怖すぎ」
お師匠「ほらみろ。お皿が割れると言うのは、注意喚起やねん。それが大事なお皿であればあるほど、用心深くならないとあかんねん」
たろ「お皿が割れると注意しようのサインなのに、きちんと自分に落とし込んでなかったですね」
お師匠「たろちゃん、まだまだ甘いわ」
たろ「たろちゃんって。しかし、こんな所に繋がっていたとは」
お師匠「あんた気づくの遅過ぎ。ほんま情けないわ」
たろ「それでも、お皿が割れたから大怪我せずに済んだと」
お師匠「せやで。ちゃんと感謝しなさい」
たろ「お皿様、ありがとう。そして申し訳ありませんでした」
お師匠「ちなみに付け加えると、ぼちぼち新しいこと始めてみたら?と言う意味もあるんやで」
たろ「確かに、次の企画を練ってました。やってみる時期だと」
お師匠「あれ、ぼちぼちやってみ」
たろ「今度、実践してみます」
お師匠「お皿が割れた時って、スピリチュアルな話をすると、気をつける、身代わりになってくれる、新しいことを始めてみる、の予兆なんやで」
たろ「心に留めておきます」
お師匠「まあでも、やっぱり私がおらんとあかんやろ?」
たろ「はい。さすが師匠です」
お師匠「私に10万円ぐらい寄付する気になったか?」
たろ「なりましたよ」
お師匠「え?どないしたん?えらい素直やな?」
たろ「今度お会いする時に手土産は持っていきますんで」
お師匠「改心したのか?」
たろ「手土産はお酒で」
お師匠「やっぱりいつものあんたやん」
たろ「いつもどおりが一番ですよ」
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最後までご一読、ありがとうございました。
私と占いのお師匠との話は、こちらです。
他のお弟子さんから「二人でしばらくショートコントをやってて下さい」と言われる話が多めです。
軽く読めるお話の中に、ほんの少しだけ真面目な話を取り揃えております。
よろしければどうぞ。