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1点モノしか作らないそうちゃん

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先日、娘の家へ行った時のことです。

そうちゃんが前に作ったまねきねこをばあちゃんにも作ってくれたそうで、娘が見せてくれました。小ぶりのかわいいまねきねこです😊

私は嬉しい✨って思ったんですが、娘が、「そうちゃん急いで作ったから雑なんよ、こんなんばあちゃんにあげられんってゆうた」って言います。

私はそうちゃんがばあちゃんにって思って作ってくれて嬉しいし、持って帰りたいって思いました。そうちゃんから見せてほしいので、娘が先に見せてくれたことは内緒にしてそうちゃんが学校から帰って来るのを待ちました。

学校から帰って来たそうちゃんは、「ばあちゃん、まねきねこ要る?」って言います。私は、「そうちゃん、ばあちゃんにまねきねこ作ってくれたんじゃ、ばあちゃんもちろんほしいよ」って言いました。

そうちゃんは、「これなんやけどな」って言いながらまねきねこを納戸から出して来て私に渡してくれました。

そのまねきねこは、「健と金」の文字を切り抜いてはりつけた小判がおなかの辺りについていました。そして両手をあげて招いています。

私はそのまねきねこを見て、私がまたいつか作ってねって言ったからそうちゃんがんばって作ってくれたんだと思いました。

そうちゃんが作る作品は1点モノばかりです。何故なのかはわかりませんが、同じものをふたつは作りません。

でも今回は私がほしいって言ったから特別に作ってくれたのでした。

なのにママから「こんなんばあちゃんにあげられん」って言われてショックだったことでしょう。私がほしいと言ったから作ってくれたのに、そうちゃんにちょっと悪いことをしてしまった…って思いました。

そうちゃんには、「このねこかわいいなぁ✨嬉しい、ありがとう。ばあちゃんの家の玄関のタロウの写真の横に飾るね。タロウも喜ぶと思うよ」って言いました。

私が嬉しいって言ったことと、タロウの写真の横に飾ると言ったことが嬉しかったみたいで、その後のそうちゃんはずっとにこにこでした😊

春休みにそうちゃんがばあちゃんちへ来たら、タロウの写真と自分が作ったまねきねこが飾られているのを見てきっと喜ぶと思います。

1点モノしか作らないそうちゃん、ちょっと芸術家っぽいなぁ✨なんて思います😊


最後までお読みいただきありがとうございます。

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