そうちゃんが泊りに来てくれました
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振替休業日だった金曜日から日曜日まで、そうちゃんが泊りに来てくれました😊
ハロウィンのお菓子とお面を持って迎えに行くと、玄関まで出て来て鍵を開けてくれたそうちゃんは、もう満面の笑顔です。
娘は、「そうちゃん、嬉しくて嬉しくて何日も前から、あと何日で行けるって、すごい楽しみだったんよ」って言います。
そうちゃんが泊りに来てくれる日はいつも、釣りの準備をして夫と二人で迎えに行き、娘の家からそのまま釣りに行くのですが、今回は夫が急な都合で私一人で迎えに行くことになりました。
なので釣りは行けませんでしたが、それでもばあちゃんが迎えに来てくれる特別感が、そうちゃんは嬉しくてたまらないみたいです。
たぶん、自分のためにじいちゃんとばあちゃんが『来てくれる』ことに特別を感じて嬉しいのだと思います。今回はばあちゃんだけでしたが、それでも嬉しくてたまらない様子でした。
一戸建てとは言え、分譲地内の自分の家とは違い、田舎の一軒家のばあちゃんちは解放されるのか、庭で遊んだり家の中で釣竿やルアーを触ったりして、久しぶりのばあちゃんちをいろいろ楽しんでいるようでした。
そうちゃんは、ばあちゃんやじいちゃんは自分の言うことなら何でも聞いてくれることを知っているので、いっぱい甘えてきます。大きい声でお話もします。
普段は近所に聞こえるからと、家の中でも小さな声で話したり、玄関の開け閉めも気を使っているみたいなので、ばあちゃんちでは庭で何をしても、大きい声で話しても、玄関開けっ放しでもなんでもOKなので、のびのびできて嬉しいって子ども心に思っているのだと思います。
ばあちゃんちへ来た時は、そうちゃんの好きなように遊んでいいからね・・・って思います。私はそうちゃんがのびのび遊んでいることを感じられるのが嬉しくてたまりません。
2日目は、50㎞ほど離れた『カマスの港』へ釣りに行きました。雨が降りそうだったのが港へ近づくにつれ晴れてきて、そうちゃんが、「やっぱりカマスの港はいつもお天気がいいな!」って、嬉しそうに言います。ウキウキしているのが伝わってきます。
土曜日で既にたくさんの人が釣りに来ていて、そうちゃんも意気揚々と釣り始めたのですが、思うように釣れません。アジもイワシもたくさん集まって来ているのにどうしても釣れないのです。
10時半頃から16時頃まで、じいちゃんが竿を変えてくれたり浮きをつけてくれたり、仕掛けもいろいろ変えてくれたりしたのですが釣れません。釣果はいわしが数匹だけでした。
夏休みならまた次の日に来ることもできますが、今回は次の日は帰らなければならないので、『カマスの港』は今日だけです。
悔しくて心残りだったと思いますが、また今度泊りに来た時に来ようねと約束をしました。
会うたびに大きくなっていて、言ってることもお兄さんになってきたそうちゃん。嬉しいはずなのに、幼かった頃のそうちゃんも可愛かったなぁ・・・なんて思ってしまいます。
家では外で遊ぶにしても、ほんの小さな庭か分譲地内の道路しかなくて、そうちゃんなりに気を使いながら生活しているのだと思います。隣近所があることはあたりまえのことなのですが、ばあちゃんちの解放感を知ってしまったそうちゃんには、窮屈に思えるのかも知れません。
日曜日、なかなか帰ろうとしないそうちゃんを車に乗せ送る途中、そうちゃんが「ばあちゃん、遠回りして帰ってほしかった」とぽつりと言いました。
庭で自由に遊んだり網を持って魚捕りをしたり、じいちゃんとすぐ近くの川へシーバス釣りに行けるばあちゃんちは、そうちゃんにとってはとてつもなく魅力なのだと思います。
遠回りして帰ってほしかったは、もっとばあちゃんちで居たかった・・・でしょうか。
そうちゃんには田舎が合っているんだろうな・・・。
でも家へ着いてママを見たら、ちょっと元気になったそうちゃん。またばあちゃんちへ遊びに来てねって約束して帰りました。
今回は、楽しみにしていた釣りで思うように釣れなかったけど、またばあちゃんちへ来て『カマスの港へ行こうね』
そうちゃんが来てくれるのをじいちゃんと一緒にいつも待っているからね✨学校から帰ったそうちゃんが少しでも楽しめるように、またハガキを描こうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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