児童発達管理責任者やスタッフがご父兄とどんなコミュニケーションを!?
自閉症や発達障害の子どもを持つお父様お母様は、子どもの成長や発達について、さまざまな不安や悩みを抱えています。
そのため、事業所やデイサービスでは、何よりもコミュニケーションを大切にしているはずです。
(ただ、その「大切」のレベル感が個人差があるように感じている)
会話をしているだけ、悩みを聞いてるだけ、事例を話す、対応策や改善策まで話しているの他、目線を合わせる、話し方、相槌、声のトーンなど色々な技術があるがこれはまた別途)
事例1:子どもの支援方針について意見が合わない
ある事業所では、5歳の男の子Aくんが通っていました。Aくんは、コミュニケーションや社会性のスキルが低く、集団生活に馴染めずにいました。
事業所では、Aくんのコミュニケーションスキルを伸ばすために、コミュニケーション訓練やソーシャルスキルトレーニングを行っていました。しかし、Aくんの母親は、Aくんは集団生活に馴染むことを優先すべきと考え、集団活動を増やすことを希望していました。
事業所と保護者の間には、子どもの支援方針について意見が合わず、トラブルとなりました。
単純にカリキュラム作成時にすり合わせ不足とも言えますが、スタート時は認識同意が取れていたとしても、実際にはこのカリキュラムがゴールに向かっているのと不安に感じるご父兄は多くいると思います。
このトラブルを解決するために、事業所は、保護者の意見を丁寧に聞き、理解に努めました。また、Aくんの様子や成長について、保護者に継続的に共有し、保護者の不安や悩みを解消することに努めました。
その結果、保護者は、事業所の支援方針を理解し、協力するようになりました。また、Aくんのコミュニケーションスキルも徐々に伸びていきました。
事例2:事業所やデイサービスのサービスに不満を感じる
ある事業所では、8歳の男の子Bくんが通っていました。
Bくんは、自閉症スペクトラム障害(ASD)の重度で、自傷や暴言などの問題行動がありました。
事業所では、Bくんの問題行動を改善するために、さまざまな支援を行っていましたが、なかなか改善しませんでした。
保護者は、事業所の支援に不満を感じ、事業所を変更することを検討していました。
このトラブルを解決するために、事業所は、保護者の不満を丁寧に聞き、改善策を検討しました。また、保護者にBくんの支援方針や、支援の成果について、より具体的に説明しました。
その結果、保護者は、事業所の支援に理解を示し、協力するようになりました。また、Bくんの問題行動も、徐々に改善していきました。
これらの事例から、児童発達支援事業所や放課後デイサービスでは、「こまめ」な親とのコミュニケーションを円滑に進めることが大切であることがわかります。
「こまめ」の定義もご父兄との認識すり合わせが必要だと思います。親御さんにとって欲しいタイミングが明らかに違います。
保護者と事業所やデイサービスとの間で、子どもの支援方針や、事業所やデイサービスのサービスについて、意見が合わないことはあります。そのような場合でも、お互いの意見を丁寧に聞き、理解し合うことで、トラブルを解決することができます。
また、事業所やデイサービスは、保護者の不安や悩みを解消するために、積極的にコミュニケーションをとることが大切です。保護者の不安や悩みを解消することで、保護者は安心して子どもの成長や発達をサポートすることができます。
まとめ
児童発達支援事業所や放課後デイサービスでは、親とのコミュニケーションを大切にしています。親とのコミュニケーションを円滑に進めることで、子どもの成長や発達をより効果的に促し、保護者の不安や悩みを解消することができます。
今後の課題
今後の課題としては、コミュニケーションのレベルの話は別途にするとして、「どんな」「こまめ」の定義のすり合わせが必要に感じます。それが信頼関係の構築にもリンクしてくる。
親御さんとの信頼関係が子どもの成長にも繋がることを知っています。
児童発達支援事業所や放課後デイサービスは、自閉症や発達障害の子どもの成長をサポートする重要な役割を果たしていますが、親とのコミュニケーションを大切にすることで、子どもの成長や発達をより効果的に促し、保護者の不安や悩みを解消することができます。
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