『おばあちゃん手作りおまんじゅう』と消費税。
消費税の本質とは
『おばあちゃん作りのおまんじゅう』を減らす。
で
『機械で作りバイトがレンジで温めるおまんじゅう』を広げる、という話。
ともに
値段100+消費税10円とします。 税引前利益も同じく5円。
【おばあちゃん】昔からの手作りのお店ね。
100円=原価(おばあちゃん人件費80円+道具5円+材料費10円)
+利益5円
【バイトがレンジでチン】*極端な例 人材派遣とします
100円=原価(バイト人件費25円+機械60円+材料10円)
+利益5円
とすると
●おばあちゃんの仕入分の消費税2円だけ
=(道具(5円)+材料(10円))x10%
●バイトチンの仕入分の消費税は10円も!
=(人材派遣委託(25円)+機械(60円)+材料(10円))x10%
消費税っていうのは仕入時に支払消費税を控除するから
税引後の利益計算すると
利 益 が 2 倍 も 違 う !!
【おばあちゃんは7円の利益】
110円(売上)-原価(95円)-消費税8円(10円+2円控除)
【バイトチンは15円利益】
110円(売上)-原価(95円)-消費税0円(10円+10円控除)
■まとめ
・仕入れ時含め支払い「消費税の総額は同額」10円です。
・元の原価100円、それに占める利益5円も同じだったハズ...。
それが
・消費税控除プロセスを経ると「結果的に人件費(外注費でなく)が多いと利益が減る」ということになる!
日刊ゲンダイ
元日銀参事・岩村充氏があぶりだす「黒田バズーカ」の本質
『法人税は、売り上げから物的な仕入れと人件費を差し引いた残余に課します。消費税は、売り上げから物的な仕入れを引いた残余が課税対象です。人件費は差し引かれません。』
『ですから、国の税収の軸足を法人税から消費税に移すということは、税負担を株主から従業員に移すことを意味することになります。
労働者の犠牲のもとに、法人や株主を優遇しているわけです。』
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