消費税:必要という前提なら...(1)
長期的に【消費税】は必要。
その考えに100歩譲って同意しましょう。
僕も100歩妥協したので
『長期的には必要。だけど、今は景気対策で減税が必要。』
ということで賛成派の方、妥協してください...のパート1。
*初稿:2018.10.5.=8/10%増税・軽減税率導入前の提案ベース。
前回の消費税増税で「軽減税率」が導入された!
「多段階の消費税」を利用して逆進性を改善することもできるんです!!
「お互いの妥協」という前提。
実際、与党支持者でも野党支持者でも主流は「消費税必要派」だと思います。
だから「どうして消費税が必要なのか?」「消費税はなぜ止められないのか?」という考えを真正面から受入れる。
その上で妥協点を探る態度が”対話”には必要かなと。
”対話”っていうのは「消費税を少しでも減らすことに社会の多数派が同意してくれる」対話ですね。
僕自身、「元々、消費税は仕方ない・長期的には必要」と思ってましたんで、この記事はそのスタンスで書きます。
どうして消費税が必要なのか?
まず日本社会は人口に占める労働人口比率が数十年低下しつづけます。
その社会で所得税をメインにしては税収が減ってしまいます。
やはり非労働者が増える社会で税収入を維持するには「消費行動に課税する」が最もシンプルで合理的ということですね。
で「OECD加盟34カ国でアメリカ除くすべての国が付加価値税を導入」しているそうです。
今、景気が悪い・貧困対策で消費税減税すべし。
でも
そういう長期の考え、一般論とは別に
今は景気対策が重要です。
「100年に一度のコロナによる、歴史的不景気」です。
「今以上に景気対策・社会保障を重要視すべきタイミングはない」と自覚すべきではないでしょうか?
で
「消費税減税=申込なくすべての人に、特に収入が少ない人に恩恵」ですから「今は消費税減税すべき」一択と考えます。
デフレ脱却・景気回復(=消費税減税する理由)が達成したら、消費税増税すればいいんです。
「長期」と「短期」でお互い妥協しあいませんか?
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ただし
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今ある消費税は逆進性の考慮がされていない”ぶっちゃけ酷い制度”です。
なので
前回「軽減税率が導入」されて、システム的に「多段階税率が可能」になった。
これはチャーーンス。
そうです
例えば生活必需品は4% & それ以外は12%とか可能なんです。
50万円未満は3%、50万円以上なら12%とか。
この部分きちんと練って野党は提案すべきです。
消費税必要として(2)格差を減らすために に続きます