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はじめてJに触れた夜

ずっとテレビをもっていないので、誰が誰か全く分からない(ギリギリ分かってSマップ)。
子供の時から一度もアイドルにハマったことがない。
という状態から、昨夜、大きな音で聴き、サイリウムを振って踊り、初めて「J」が少し分かった、体感として分かった気がする。

音楽的には、ダンス・ミュージックであり、広義のディスコ。
とぎすまされたエンタメ、夢の世界、救いの音楽。
ハウスの持続、永遠性、ある種の仏教感、横の動きとは違う、天上の音楽、一過性、一神教的上昇の音楽、縦の動き、という印象。

踊って初めて、初聴で展開が分かる、大味で緩急のあるアレンジの意味が分かった。
単調で抽象的だと、受け手の解釈に委ねられる面が多いが、メリハリのあるハッキリしたアレンジだと、それに着いていくだけで良い、身を預けられる忘却感がある。

サイリウム(神具)があることにより、傍観者ではなく、当事者だと言う参加意識が生まれることも、今更ながら初めて分かった。

もちろん、テレビ的芸能に疎い私でも昔から知っていた、近年問題になっている事象(それもあり、あまり聴く気にならなかった)、歪な構造の上で成り立っているのは明白な、禁断の蜜、夢の楽園。

「アイドル」、「アイコン」、どちらも「偶像」を意味する、ギリシャ語に由来した言葉。

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