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ハイパーループが実用化されると、どうなるのだろうか。
どうもこんにちは。
日々技術は進歩し、私たちの生活はどんどん良くなっています。
今回は、新たな移動手段である「ハイパーループ」が実現した場合、どのような良い点、問題点があるのかについて見ていきます。
そもそも「ハイパーループ」とは何か
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ハイパーループとは、‘‘磁力‘‘を使って浮上したカプセルが真空のチューブの中を高速で移動し、人や物を運ぶ乗り物のことです。
高速な乗り物といえば、リニアモーターカーがイメージしやすいと思いますが、リニアの最高時速は約600キロ。
一方ハイパーループは、時速約1000キロものスピードで走ります。
このアイデアは、かなり昔から構想されていましたが、具体的に実現に向けての考えを口にしたのは、イーロン・マスク氏です。2012年のあるイベントで発表され、この技術を使えば、ロサンゼルスとサンフランシスコを1時間もかからず移動できると打ち出しました。
現在どこまで実現しているのか
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様々な企業が実現に向けて準備をしており、何度も実験が行われ、着々と開発が進んでいるようです。
中でも米国の企業ヴァージン社が有力で、2020年には有人走行の実験に成功しています。
ハイパーループは時速1000キロにも及びますから、乗車する人には相当な負荷がかかります。移動する上で、楽に乗れることはとても重要な要素です。乗客の負担をいかに軽減するかは、ハイパーループを実用化する上でも大きなポイントとなっています。
ハイパーループの良い点
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‘‘ハイパーループの実現によって、私たちにもたらされるメリット3つ‘‘
1.早く移動できる
これは言わずもがなですが一番のメリットです。
移動に使う時間を減らせれば、別の必要なものに、より多くの時間を当てることができます。
2.環境面への影響
ハイパーループの移動に必要な動力はとても少く、
また、二酸化炭素を排出しないため環境への悪影響が少ないといえます。
3.天候に左右されない
ハイパーループは、前述した通り、真空のチューブの中を移動します。そのため、雨が降っていようが、雪が降っていようが関係ありません。
このチューブは地下や水中にも建設可能なため、地震などがない限り、遅延の心配もないでしょう。
ハイパーループの問題点(課題点)
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1.技術面
ハイパーループは真空チューブを利用しています。大気や気圧の変化によって起こる待機や気圧によって起こる、膨張や収縮は真空チューブに大きな問題を及ぼします。専門的なお話になってしまうため、詳しい解説は省きますが、チューブの膨張などによって不具合が生じれば、大事故の要因となりす。
2.法整備や規制
ハイパーループは新しい技術のため、法整備や規制は整っていません。
したがって政府は、ゼロから規制を作成する必要があります。誰もが安全に、そして安心して利用できるようにするためには、時間をかけてしっかりとした基準を制定するしなければなりません。
ハイパーループに対する様々な意見
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・事故が怖い。もし、S極とN極がなにかで急に逆転してピタっと止まってしまったら・・・
・移動時間が短縮されるのは嬉しいけど、景色を眺めながらゆっくり移動もしたい。
・安全面を見ると、物の輸送だけならすごく役立ちそう。
・仕事の移動にかかる時間が少なくなることで、やるべき作業が増えそうで憂鬱。
(youtubeコメントより)
まとめ
実現すれば、間違いなく私たちの移動が速くなり、便利になる一方で、安全面には多少の不安が残ります。
何が起こるかわかりませんし、仮に時速1000キロものスピードで事故に遭ったとき、生存できるビジョンが見えません。しかし、安全の問題をクリアして、新たな移動手段として確立されれば、どれほど私たちの生活が楽になるでしょうか。そこはとても楽しみなところです。