綿棒と夢と幻
接客した女子の買い物かごの中に「綿棒」。
「なぜ、ボクが綿棒派だと知っているの?」
「この前、耳かきして欲しいって言ってたじゃない」
「そんなこと言ったかな?」
そんな妄想をしてしまうほど「耳かき」を女子にやってもらいたいんだ。
現実にボクが女子に伝えた言葉は下記の通り。
「綿棒はお弁当とは別の袋に入れますか?」
今年の目標の一つ。
「耳かき」
未だ達成の見込み無し。
目標と似た言葉で目的という言葉があるが、
目的を達成するために目標があり、
その先のゴールが夢なんだ。
先ほども言ったが、ボクは普段綿棒派。
SかMかと問われれば即答でMだが、
綿棒と耳かき棒。
ソフトなタッチが好きなんだ。
だけど、
女子に「耳かき」してもらう時は、耳かき棒をリクエスト。
初めての時はオーソドックスなスタイルで行きたいんだ。
お願いします。
そんで、モチロン、膝枕。
セット、おまけ、抱き合わせ。
単品でのお買い上げは受け付けておりません。
お願いします。
そんで、
膝枕とか絶対にモゾモゾしちゃうもんだろ。
いや。モゾモゾするもんなんだよ。
「じっとしてなきゃダメじゃない!」
とかって叱られたいんだ。
「ダメじゃない!」っていう言葉の中に愛を感じるだろ?
こういう叱られ方はいいなぁ。
実際、「耳かき」自体は、そこまで重要ではない。
重要なのは愛があるかどうか。
耳の中なんかキレイになんなくたってイイんだよ。
叱られるまでのストーリーを楽しむ。
あくまで膝枕の感触を得るという目的の為の
耳かきという目標。
叱られたいという夢。
そして全ては幻想。