赤い車の女子
女性客がカワイイ場合、その女性が男連れかどうかは、そこまで重要ではない。だって友達かもしれないじゃないか。ウチの男子スタッフ(ボクも含む)に言わせると、ウチの店に来店する女性客には彼氏はいない。勝手な想像+希望です。
夜の8時。この時間になると店の前に赤い車が停まる。車から降りたのは、ロングヘアーにゆるいウェーブ。個性系おしゃれ女子。ボクたち男子スタッフのアイドル的存在。
スナック菓子とかカップラーメンを買っていくところから、自炊はしていないのかもしれない。栄養のバランスとか、とても心配です。
「今、ポテト割引中ですよ」
ポテトとかチキンもよく買ってくれるので、必ずお勧めするようにしている。
客単価が上がるから?
おいおい。ボクを見くびってもらったら困るね。少しでも会話を増やし、少しでも印象づけて、小さなチャンスを積み重ね、
「今度ボクがゴハン作りに行ってあげるよ」
と言うまでの夢と希望の布石なのだ。