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ちょっとだけいいあしたを

ちょっとだけまじめになっても良いだろうか?
と、入力したところで、
「やめとけよ」
と返答するものがいるはずもないのでこのまま続けようと思う。

前の記事でケーキ作りを趣味としていたら、なんとなくバレンタインには職場や関係者にチョコレートを配るようになっていた。ということを書いたと思う。

それで、今年もそれをやってみたのだが、今回はちょっとだけ趣向を変えてみた。
理由は2つある。

1つは、ひやまさんとpodcast番組を始めたこと。
この番組「しわりりチャンネル出張所 どすこい!ひやまくん」というタイトルなのだが、メインパーソナリティとして、ひやまさんがいて、聞き手としてボクがいる。
前半は「しわりり」という紫波町の有志による情報発信サークル活動の一環として、ひやまさんが紫波町で主にクリエイティブな活動を紹介する。
そして、自作のCMを挟んで
後半にメインコンテンツ「今週の推しが尊い」というコーナーが始まる。ひやまさんが、ただただ、推しを推しまくる。
とにかく「推し」と「クリエイト」がキーワードの番組だ。

そして、2つ目
deleteC大作戦という活動を知ったこと。
このdeleteC大作戦というのは、「みんなでがんを治せる病気にしよう」というムーブメントを創り出そうという、なんかキラッキラした活動だ。正直なところ、年に1回やっているセレモニー的なイベントをチラ見すると、気後れしすぎて掻き消えてしまいそうになる。しかし、この活動が大事にしている「あかるく、かるく、やわらかく」という3つの言葉に勇気をもらって覗いてみると、なんと、「推し研」というものがある。

まるでアイドルを推すように、研究や研究者を推すことが当たり前になったらいいな。
deleteC推し研!

ということなのだが、一旦ちょっと待って欲しい。「推すことが当たり前」って
そもそも「推し」って一般語でよかったっけ?
何をもって一般語とするかは、とりあえず、国語辞典に載ってるかどうかで判断するとしよう。
するとどうだろう

ある〜

特に引き立てて応援している人や物。お気に入り
明鏡国語辞典第三版

明鏡国語辞典第三版(2020年12月10日出版)に載ってる!比較的掲載語に余裕のあるweb版とかじゃなくて、ちゃんと紙の国語辞典に載ってるじゃあないですか。良いね。良いですぞ。
いや、この紙の辞典に載るってすごいことなんですよ。なにせ、収録語が多くすればページ数が増えるか、字が小さくなるかになってしまうのだけれども、分厚すぎたり重すぎたり大きすぎたりすれば使いにくい国語辞典になるし、字が小さすぎれば、とにかく読みにくい国語辞典になる。各社ごとのコンセプトに沿ったギリギリのラインを攻めた選ばれた言葉が載っているのが紙の国語辞典というもので、版が変わるごとに、どの語が載った。とか、削られた。とか話題に上がるのもその緊張感が伝わってくるものですな。そして、言葉を選ぶと一言で言っても、これがまた、まずは用例採取といって、ちゃんと、ちゃんとサンプル集めを行って、今、使われている用法を探し集めるのですよ。そこがですね、国語学という学問領域においては当たり前の言葉は時代の流れにそうように移ろいゆくものという

う、移ろっていた。話の流れが。戻そう。
ここで、「だから言わんこっちゃない」というツッコミがあってくれても良さそうなものだが、いるはずもないのでこのまま続けようと思う。
その、推し研!の参加方法にこんなものがあった。

■推しバレンタインスイーツの購入で応援(2/10~2/13)
・概要:学校法人村川学園が運営する 山手調理製菓専門学校(東京都渋谷区)の生徒が、バレンタインスイーツとして、「C」を消したチョコレート(Chocolate)やフィナンシェ(Financier)を企画・制作。渋谷マルイ(東京都渋谷区)で期間限定で販売。代金の一部ががん治療研究の寄付に。バレンタインに、大切な人や自分のためだけでなく、がん治療研究者を応援する「推しチョコ」という新スタイルを提唱。
deleteC推し研!

これに便乗して、今年はパート先、週1で今働いている介護施設、前いた施設の計3ヶ所の職員にばら撒くチョコレートにこんなメッセージをつけてみた。

ccレモンはパート先で買いました
コラボ商品を買うのも推し活の1つ

こんなことをしたところで、介護を仕事にしている人ならワンチャンあるとしても、スーパーマーケット勤務のオッチャンオバチャンが突然ボランタリーに目覚めるなんてことは微塵も期待していない。せいぜい、自分の店に置いてある商品パッケージくらい興味持ってねーくらいの気持ちだ。
deleteC大作戦を運営する人たちが未来を、ちょっとずつ良くしていこうとする尊みのある人たちだというのは、遠巻きに見ていてもなんとなく伝わってくる。だからボクも、ちょっとだけ応援してみたくなって#推してみた

今ある社会課題のだいたいは、今現在の社会システムが障害となって発生してくるものなので、その解決のために何か今までにない画期的な新しいものを期待したくなるものだ。しかしながら、何もないゼロのところで、仕組みを創るのはとても難しいことだ。もっと遠くを知らなくちゃと思っても、原野にレールを敷くのは苦しいことだ。ボクならやらないなって思っちゃう。
けれども、deleteC大作戦の乗れるところは、今現在あるものに、添える、乗っかる、纏わせる。まあ、言葉はなんでも良いのだが、「あかるく、かるく、やわらかく」アプローチすることで、ちょっとだけよいあしたを手繰り寄せようってところだと思う。そういうあしたを積み重ねた未来が素晴らしいものあると願うばかりだ。

 そうそう、未来の話がでたから最後に脱線しようと思うのだけれど
 最後まで真面目が続かないのがキミらしいね
 いきなり話の腰を折るのはどうかと思うよ
 それはタイヘンモウシワケナイコトヲシタ続きをどうぞ
 小さい頃観ていたアニメに『新世代GPXサイバーフォーミュラ』ってのがあって、
 また、アニメや特撮に関連するのかい?好きだね
 はいはい、好きですよ、で、主人公が乗るマシンにはアスラーダっていうすごいAIが搭載されたドライバー補助システムかあるんだ
 それは興味深いね
 でしょう?「耐え難い屈辱だ」とか言ったり、結構反抗的なのがポイント高いんだ
 えっ会話できるの?
 当然しゃべるよ
 何その無駄に高性能な機能
 大事なことだろう
 それはそう
なんて受け答えをしてくれるAIが作られる未来を想像している。ちょっとだけいいあしたを夢見ながら。
2022年NO.6

 しめしめ、こうやってdeleteC大作戦の話題をしておけば閲覧者数を稼げて、なんならスキもガッポガッポ
 マイクマイク
 えっあっ!

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