#私を構成する5つのマンガ 少し自由に
この原稿について、正確には内容がマンガだけの話では無いのですが、面白そうなお題なので参戦させてください。
多少の変化球や暴球も受け入れてくれるのが、noteスタッフとクリエイターの良いところ、と、自分に都合良くお題を租借しつつ
1 アンパンマンのマーチ
2 ひょっこりひょうたん島の主題歌
3 のだめカンタービレ(ようやく漫画です)
4 デビルマン
5 ブスに花束を
の順に想いを綴ります。
1 アンパンマンのマーチ
著作権の関係がありますので、詳細には書きませんが、とにかく歌詞が素晴らしい。
公務員のために書いてくださったのではないか。と思うくらい、一つ一つの言葉が心に刺さります。
実際に、県内の自治体職員が集められた研修会で、研修のまとめを求められた際に、この歌をソロで歌ったことがあるくらい、尊い歌だと感じており、心の中でもよく歌います。
2 ひょっこりひょうたん島の主題歌
モーニング娘。さんが歌ったこともあるようですので、御存知の方もいるかもしれません。秀逸なのは
「だけどぼくらはくじけない 泣くのはいやだ笑っちゃお 進め」
のくだりですね。辛い時、苦しい時は、コートで泣かず、前を向くために、このフレーズをかみ締めるのです。そして、前に進む力をいただきます。
3 のだめカンタービレ
好きな場面は色々とあるのですが、お気に入りの台詞がありまして、まずは
「ばかって時々すごいことをする」
です。筆者は、あまり優秀な職員ではなく、むしろ「ばか」と評されることが多いので、
「ばかだからこそできることもある」
と、自分を奮い立たせています。また、
「僕らは音楽で繋がっている」
という言葉も好きです。好きな方々とは、職制や肩書き、業務だけではなく「○○を通じて繋がっている」と信じることで、励みにしています。
4 デビルマン
まずは、アニメの主題歌から
「裏切り者の名を受けて、全てを捨てて戦う男」
このフレーズが好きなのです。福島太郎の物語をお読みの方はお分かりかと思いますが、筆者は「上司を裏切ります」、「周囲をペテンにかけます」、ある意味「裏切り」を連発しているように見えることがあります。
しかし、何が正しいのか、判断がわかれることもあると思いますが、筆者としては「組織での価値よりも、市民の価値」を選択した結果、そうなることが多いだけなのです。
組織を裏切るように見えますが、市民のことは裏切りません。「全ては市民のために」なのです。
また、漫画版で「自分の正義」を貫こうとした結果、愛する人を失い、守るべきものに裏切られ、かつ、正義も勝利も無い無常観というものが、恐ろしいながらも、どこか現実的であり共感してしまいます。
5 ブスに花束を
「銀の匙」と迷いましたが、ここは「ブス花」を選択。
全編を通じて、主人公のコンプレックスが最高です。「ブス」で「デブ」で「運動オンチ」で「陰キャ」という、全ての物語におけるアンチテーゼのような主人公の話です。
想い人が心を寄せてきても受け入れることができず
「わたし、ブスだからぁ」
と叫ぶ場面は、心が震えました。
おそらく、多くの方がコンプレックスをお持ちかと思いますが、自分を否定する必要はない。人としての価値を損なうことはない、との人間賛歌のような漫画なのではないかと感じています。まだ、連載中ですので、今後、どのように進むのか楽しみにしています。
それと、主要な登場人物が総じて優しいあたりも好きなところです。人として優しくありたいと常々願っています。
その他、「jojo」や「ジャイキリ」、「事情を知らない転校生がグイグイくる話」、「医龍」、「銀魂」など、語りたい漫画は多々あるのですが、「面白かった」「楽しかった」「グッときた」より、なんとなく「自分を奮い立たせるコンテンツ」に走ってしまいました。
ちなみに、私が少年漫画を始めて手にした漫画誌に、偶々「荒木飛呂彦先生」のデビュー作である「武装ポーカー」が掲載されており、筆者は一気に漫画道に引きずりこまれました。
そんな訳で、私を構成する一番好きな漫画家は「荒木飛呂彦先生」で、デビュー作から今日まで、ほぼリアルタイムで読破していることがちょっとした自慢です。