妖精綺譚のネタ供養
新作「銀山町 妖精綺譚」に挿れられなかったネタを公開して供養します。基本的に枝葉の設定やエピソードになります。
原稿を読んでいただいた方への、アフターサービス(のつもり)です。
まだ読んでない方とか、「そういう話は好きじゃない」という方は、また、別な記事で交流してください。
では、没ネタです(私の中だけの設定です)。
・田中は「ホンダNSX」という車を所有しています(役場への就職を嫌がる田中に、パパが役場への就職を条件に現金一括で買ってくれました)。
・高橋は自転車通勤です。
・田中父は長谷川町長と面識があり、採用はコネ含みです。予定外の採用を飲まされた総務課長が意趣返しとして、仕事と田中を企画課に押しつけました。
・田中父は郡山市では大手の青果卸企業の社長です。銀山町農産物取引拡大と田中の就職がバーターです。
・田中と須藤が「餃子デートin宇都宮」をしていた時、テレビから「ユーミン」の「真夏の夜の夢」が流れてきました。
・当初は田中が土下座する展開でした。
・ちーちゃんを庇う学校の先生が登場予定でした。
「妖精の写真が偽物だとしても、妖精がいないことにはならないと、先生は思うの。ちーちゃんが妖精を見つけてみない」
・荒俣宏先生(帝都大戦)も「妖怪=妖精説」を支持しています。
・天然炭酸水をサミットに売り込むエピソードも考えていました。
・妖精美術館の土地探しで、もっと右往左往する展開も考えていました。
・渡部は筋トレマニアで、昼休みと帰る間際に「高齢者福祉センター」の設備で筋トレをしています(土日もコッソリ)。
・桜井は同期である学校の先生と遠距離恋愛中です。
・武藤は郡山市にある日本大学工学部を卒業しました。
・郷田は高橋の知識量に敬意を抱いています。
・T2というネタを使いたい、という理由で「高橋」という名前になりました。
・田中哲二は、あるドラマの登場人物からいただきました。
さて、続きましては、モデルとなる町に関するリアルな話です。
・若者定住会議はありました。
・英国人講師派遣制度はありました。
・英国視察はありました。
・妖精美術館はあります。宇都宮にフェアリーミュージアムも。
・ヒメマスの養殖をしています(県内唯一)。
・水木しげる先生は河童の絵を町内の旅館に残しました。
・町長を三期務めたのは、現時点で長谷川町長だけです。
・只見川と道路、線路が交差する景色は、とても美しいです。
・ダムに沈んだ集落はありました。
・福島太郎は観光物産協会にメールで問い合わせをしました。
・円卓の騎士の歌はあります。
・台湾に観光面でアプローチしています。
・役場の庁舎は5階建てです。
・大黒屋はありませんが、各温泉が七福神をテーマしており、大黒の湯はあります。
・太郎は妖精学入門を2冊購入してしまいました。
・二種類の源泉はあります。
・サミットで炭酸水が提供されました。
最後に、地味ですがお気に入りの場面
「定住してくれれば、なお有難いんだけどな」
「まぁ、頑張ろうぜ。まずは『妖精の住むふるさと事業』を成功させよう」
「男の友情」の場面です。
【田中がいなくなる可能性が高い】
ことを仄めかす高橋。これは間違えたのではなく、親友である郷田に隠していることが辛くて、本音を漏らしました。
郷田はその気持ちに気づきましたが、敢えてそこの話題には触れずに
【今は現状の課題解決をしよう】と、高橋を励ましました。を読者に伝えたい場面でした。
円卓の騎士たちとは距離を置き、熱量も異なるように見えますが、郷田と高橋は責任の重さを2人で支え合っています。