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うちの猫の習性

 Twitter改めXで呟いた話しのリライトです。

 前々からうちの猫たちは、
「物音に敏感で臆病だ」
と前から感じていました。
 食べている時、遊んでいる時、まったりしている時、どんな時でも、小さな音に反応して警戒しています。

 最近まで「ビビリだなぁ」と、笑っていましたが、気づいてしまいました。

 彼らは保健所時代に過ごしていた部屋において、突然入ってきた人間が仲間を抱っこして攫っていく。
という経験を何回もしているということに。
 さっきまで一緒に過ごしていた仲間が一瞬で消える世界で幼少期を過ごしていた。

 我が家に来て2年過ぎても、その恐怖が拭えていないということに思い至り、自分が恥ずかしく、世界を悲しく感じた。

 猫たちが抱っこを嫌がるのも、ナッツが散歩しているとチオが不安な顔をしているのも、閉じ込められるのを怖がるのも
 チオが来客時に隠れるのも

 ようやく納得しました。

 これまでも、君たちが嫌がることはしないようにしてきたけど、なるべく喜ばせたいと思っていたけど。

 抱っこさせてくれないことを不満に感じたり、夜中に起こされてイライラしたりしてごめんなさい。

 君たちを保健所に迎えに行った時、お父さんは、君たちを幸せにしたく、一緒に暮らしたいと思いました。
 狭いゲージ暗い倉庫で暮らすのは、処分される日に怯えるのは、駄目だと感じました。

 あれから2年以上過ぎて、未だに怯える君たちを見るのは苦々しいけれど、抱っこできないのは残念だけど、保健所にいた時よりは幸せでいて欲しい。

 ご飯もチュールもおねだりされると提供してしまうバカ親だけど、これからも君たちが安寧でいられるように心がけます。

 仲良く暮らせる日が続きますように。
#何を書いても最後は宣伝
 猫は出ませんが、楽しんでいただけたらです。


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福島太郎
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