男達のメロディー
表題は筆者の好きな曲の題名で「俺達は天使だ」というドラマのテーマソングになります。
『流れ弾の一つや二つ いつでも胸に刺さってる』
『運が悪けりゃ死ぬだけさ 死ぬだけさ』
というフレーズを心の中で時々繰り返していたのですが「公務員のタマゴに伝えたい話」を書籍化したタイミングで、あらためて聴いてみました。
心に染みる名曲でした。
古い曲でもネットを通じて曲を聴くことができたり、歌詞を確認したりできる時代の凄さをあらためて感じました。
「公タマ伝」書籍化もそうですが、筆者は日常業務でも「リスクがある選択」をしてしまうことがあります。普通の公務員なら選ばない道を歩こうとすることがあります。先日Tさんから「変わった公務員トップ3」の称号をいただきましたが、非常に光栄なことでした。
『走りだしたら 何か答えが出るだろなんて 俺もあてにはしてないさ』
という歌詞のとおり、深く考える前に「走りだす」ことがあります。先に答えが無くても、何も得ることができなくても「走った自分」が残ることは好きなんですよね。
それが前人未踏の地とか、ブルーオーシャンとかであれば最高です。時々、自分の立ち位置を「荒野に佇むペンギン」のイメージに重ねます。
筆者の能力ではNo1(1等賞)になることは難しいのですが、最初の一歩を歩き出す勇気、傷を恐れつつも飛び込む覚悟を持つことで「最初の人」になれることがあります。ランキング1位は常時変動しますが「第1号」は不動のものになりますので、そこを得る達成感が好きなのかもしれません。
リスクがありますし、傷を負うこともあります。流れ弾に当たることもあります。痛くないと言えば嘘になりますが、やせ我慢しながら歩みを進めてしまうのですよね。
『運が悪けりゃ死ぬだけさ 死ぬだけさ』
と歌詞にありますが、幸いなことに、仕事を通じては「死ぬ」ほどのリスクを負うことは少なく、せいぜいが「恥をかき」、「徒労」に終わり、筆者の評価が下がる程度のことになりますので、リスクを負う価値はあると考えています(2019年11月に不整脈の発作で死のリスクを背負ったのは誤算でした)。
そういう意味で「福島太郎」の公務員としてのテーマソングは「アンパンマンのマーチ」ですが、生き方としてのテーマソングは、この「男達のメロディー」かもしれません。
ドラマの決め台詞『俺達は天使だ』のように、誰かを幸せにする天使にはなれそうも無いですが、この活動が誰かの力に、礎になることを祈りながら走り続けていきます。