数字は嬉しくありがたい
なんてタイトルを付すと、
「お前、この間の話と違うじゃないか。このペテン師め!」
とか、非難されそうな気もします。この記事との矛盾ですね。
けど、人の意見なんて、こんなものですよ。
他人の言葉も一定の物差しにはなりますし、事実のような説得力を感じさせることがありますし、真実を含むこともありますが。
『体はオッサン、頭脳は子ども、人呼んで福島太郎 真実は一つだけじゃない!』
ということで「事実は一つ」ですが、正解や真実はいくつもありますので、
「数字は勝ちでも価値でもない」も
「数字は嬉しくありがたい」も成立しますし、矛盾はしないと考えています。後は、その時々でどの意見を採択するかですね。
noteで交流している方々やkindle出版している書籍を読んでいただいている方々のおかげで、数字が伸びる、積み重なる、大きくなるのは大変有難く、日々感謝しております。
ただ、数字に一喜一憂しないよう、自戒を込めて「数字は勝ちでも価値でもない」という気持ちも心に抱いています。
10年も前の歌で恐縮ですが、SEKAI NO OWARIさんの「RPG」という曲にこんな歌詞があります。
noteやkindleだけではなく、仕事や日々のことについても、時々この曲を想い出すようにしています。
私にとりまして「数字は方法(結果)であり目的ではない」と考えるようにしています。
私は「仕事人間」なので、絵画・音楽等の趣味・教養的なものについて全く知見がなく、SEKAI NO OWARIさんについても、ほとんど知りません。
ただ「恋する旅人」に収録している「題名のない物語」を執筆している時、ヒロインのモチーフが「セレーノ」(イタリア語で、澄み渡る青空)でしたので
『そういや「空は青く澄み渡り」という歌詞の曲があったような』
と、検索したところ
が、心に刺さりまして、ほぼそのまま「題名のない物語」にオマージュさせていただきました。勘の良い方はお気づきのことと思います。そろそろ
#何を書いても最後は宣伝
を繰り出すのではないかと。そして、この流れであれば「恋する旅人」であろうことを。
そこを裏切るのが「ペテン師太郎」です。まだ、宣伝はしません。
実は「恋する旅人」を書き上げた後に「やり残し」を感じていました。先ほどの歌詞を踏まえた時に「海を目指して歩く」を描くことができていませんでした。
筆力不足です。その届かなかった想いを込めたのが「光流るる阿武隈川」になります。こちらの本です。
この本の登場人物も直接的には海には行きません。しかし、主人公がこのような想いに行きつきました。
この作品を執筆することで、海を目指すとしても、海がゴールではなく、さらに天に昇り、地に降り注ぐ。という考えに至ることができました。
光は世代を越え時代を越えると確信することができました。
なので、私の著作がほとんど「売れない・読まれない」状況で、
「数字には拘らない」
「数字を有難く嬉しい」
と感じながら、今、発している意志・小さな光が、やがて海に届き天に昇り、地に降り注ぐことを祈るのです。
この行動が決して0では無いと願いながら、福島太郎として生きていこうと考えています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
福島太郎は「文学フリマ東京36(5月21日)、文学フリマ大阪11(9月10日)」に出店を予定しています。
また「文学フリマ岩手(6月18日)」は出店の抽選待ちですが、出店できない場合は、遊びに行く予定です。
なお、ここで、シン「#何を書いても最後は宣伝」
やはり「恋する旅人」も宣伝させてください。