俺、AIになる。~環境構築編~
皆さん、1日何件LINEの返信をしていますか?
10件?50件?多い方は100件以上になるでしょうか。1日10件だとしても1ヶ月に300件、1年で3600件の返信をしていることになります。
という私は1日10数件と決して多い方だとは思いませんが、それでも煩わしさを感じずにはいられません(私とLINEのやり取りをしている方がこれを見ないことを祈ります)。
ディープラーニングによる精度の高い自然言語処理が可能になってきたこともあり、何とかLINEやメールの返信を自動化できないだろうか、と考え自分でプログラムを実装してみることにしました。
具体的にはLINEメッセージングAPIから受け取ったメッセージをUbuntuサーバーで受け取って、scikit-learnを利用したPythonのプログラムに解釈させる、という方法を考えています。
まずは私のWindowsPC上にVirtualbox×VagrantでUbuntuの仮想マシンを作成します。
Virtualboxのダウンロードはこちら。
Vagrantのダウンロードはこちら。
※VirtualboxとはWindowsやMacなどのコンピュータ上に仮想的な別のコンピュータを作成するためのソフトウェアです。今回はUbuntuをインストールしますが、Androidでも、Windowsでもインストールして使うことができます。
※VagrantとはVirtualboxで簡単に仮想マシンを作成するためのソフトウェアです。今回はVagrant経由で、VirtualboxにUbuntuをインストールします。
両ソフトウェアのインストールが完了したら、Powershellを立ち上げ、仮想マシン用のフォルダを作成します。
mkdir -p ~/vagrant/ubuntu
cd ~/vagrant/ubuntu
このフォルダにUbuntuをインストールします。
vagrant box add ubuntu/xenial64 https://vagrantcloud.com/ubuntu/boxes/xenial64/versions/20190426.0.0/providers/virtualbox.box
vagrant init ubuntu/xenial64
これでUbuntuのインストールは完了です。完成したUbuntuを起動してみましょう。
vagrant up
続いてWindowsからUbuntuマシンを操作する作業を行います。Rloginというソフトを使います。
Rloginのダウンロードはこちら。
Rloginを起動して、「新規」をクリック。ここに作成したUbuntuマシンの情報を入力します。
Powershellに戻り、以下のコマンドを入力すると情報を取得できます。
vagrant ssh-config
Host Name、User、Portなどの情報が表示されたでしょうか。Rlogin新規登録画面のホスト名にHost Name、ログインユーザ名にUser、TCPポートにPortの情報を入力しましょう。エントリー(上)にはvagrantと入れて下さい。
続いて「SSH認証鍵(K)」をクリックします。「C:ユーザー\User\vagrant\ubuntu\.vagrant\machines\default\virtualbox」にあるprivate_keyを選択して下さい。
これで「OK」をクリックすると、設定は完了です。登録したエントリを選択して、アクセスしてみましょう。
次回は、Ubuntu上に必要なライブラリなどをインストールしていきます。