5ちゃんねるの衰退とインターネット匿名文化の終焉
みんなが「Twitterがヤバイ」とか言ってるスキを突いて5ちゃんねるもヤバイことになっていておしっこを漏らしました。
先日まで精子だったうら若き皆様におかれましては「5ちゃんねるってなあに?」というお話かと思いますが、爆裂簡単に言うと「いつもどおり5ちゃんねるを見ようとしたら『Talk』とかいう全然知らんサイトに飛ぶようになった。なんぞこれ」という話です。詳しくはヤフーでググったり半年ROMったりしてください。
もうちょい言うと5ちゃんねるというのは白亜紀からほとんどUIが進化していないシーラカンスみたいなインターネットとして知られており、その見づらさといったらなく、閲覧には専用ブラウザの導入が事実上必須といった状況でした。で、5ちゃんのAPIを管理している親玉みたいな専ブラ「Jane Style」くんが急に頭がおかしくなって5ちゃんを見れなくしてしまい、僕が使っている「ChMate」をはじめ他の専ブラにも影響が出ているという流れのようです。なんでそうなったとか今後どうなるとかはよくわかりません(僕がちゃんと追ってない)。現状は「マジ困る」という事実だけがそこにあります。
まあ5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)なんてのは昔から「ひどいインターネット」の代表みたいな存在で、だいぶ前にも.scと.netの分裂騒動でぐちゃぐちゃして、今やまとめキッズも寄り付かないインターネット偏屈老人ホームと化しているのは疑いようのない事実でしょう。先日Twitterが終わりそうになったときに最後までTwitterを離れたくない人たちが自らを「沈みゆくタイタニック号で最後まで演奏を続ける演奏隊」に例えていましたが、5ちゃんねるとかはもう完全に幽霊船になっています。死んだことに気付いていない。
とまあ近年のコンプライアンス事情を気にしてだいぶ辛辣に言いましたが、5ちゃんねるがそのお行儀の悪さゆえに一時期のインターネット文化を強力に牽引していたこともまた事実です。『電車男』なんかはあまりに光の部分すぎてもはや逆に闇って感じですが、Flashだったりやる夫スレだったり、あるいは後のニコニコ動画などの文化につながったりと、写真には写らない美しさがあるドブネズミみたいなインターネットだと思います。一部分は。
そんで僕もいまだにニコ生とかいう幽霊船に乗ってる亡霊として思うんですが、2ちゃんねるに象徴される「匿名」文化ってすごくいいなと感じます。なんでかっていうと建前のない人間の本音がちゃんと見られるから。
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