15:06【興奮をおさめて寝付きをよくする】緊張緩和・お休み前の漸進的筋弛緩法

なかなか寝付けないのは、身体とこころが緊張しているせいです。心理学のリラクセーションの一つである、漸進的筋弛緩法をぜひお試しください。

漸進的筋弛緩法は身体を動かすことで心にアプローチする心理療法の一つです。
身体を緩めることで心を緩めます。
動画に合わせて実施することで、簡単に練習することができます。

【漸進的筋弛緩法の効用】
筋肉の緊張、高血圧
頭痛、肩こり
胃潰瘍、下痢
便秘を伴う胃腸の不快感
チックや痙攣などの筋肉発作
慢性疲労
不眠症を含む睡眠障害
心身症状
対人関係過敏症
抑うつ症状、希望のない抑うつ感
不安症状の軽減、特に特定場面の不安の軽減。
イライラや怒りの感情
恐怖心

【実践のガイド】
1日2回以上行いましょう。
1回の実施において手の緊張から深呼吸まで2回以上行うことが望ましいです。
モニタリング日誌に記入してみると自分の緊張度の変化を確認することができます。
リラクセーションは練習が必要です。リラクセーションを始めてすぐは面倒なだけでなかなかゆったりとリラックス感が味わえないことも多いですが、1週間続けると、かなりの効果が表れます。
首と背中の筋肉や筋を痛めないように注意してください。
多少リラックスを得られると止めてしまう人もいますが、できるだけ長く練習し、リラクセーションを日課にすると緊張に強い自分に代わることができます。

【モデル】
赤田太郎
博士(教育学)
公認心理師・臨床心理士・認定心理士

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