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【無料記事】日本馬が凱旋門賞を勝つためにはどうしたらいいのか?

っていう話が凱旋門賞を終えると毎回出てくるのですが…

っと、本題に入る前に今年も凱旋門賞が終わりました。パリロンシャンらしいタフな馬場で、見応えがありましたね。ハナを奪いに行ったムーア=ロスアンゼルスの判断は素晴らしかったし、流れが決まってからはイン優勢。

好位にサッとつけたブルーストッキング、ロスなく追走したアヴァンチュール…ともに牝馬らしい機動力とタフな馬場への適性の高さもあって、終わってみればヴェルメイユ賞組のワンツー決着でした。

私は、今年はもうだいぶ前から◎ソジーで行こうと決めていたのですが、前哨戦でいいレースしすぎて結果的に1番人気は誤算だったかなぁ。もうひと伸びでしたね。やれることはやったとは思います。

~凱旋門賞 2024 結果

1着 △7ブルーストッキング(2人気)
2着 ×16アヴァンチュール(7人気)
3着 ○14ロスアンゼルス(6人気)
4着 ◎13ソジー(1人気)

こんな感じの結果。昨年に続いての大本線を狙っていったんですが、ちょっとピントがズレてましたか。

今年でいうと、日刊スポーツの木南記者、そしてメシ馬さんなどは◎ブルーストッキング、○アヴァンチュールでビシッと決めていたのはさすがでした。見えていた人には見えていたのでしょう。お見事。

私は、まだまだ精進が足りんといった結果でした。

なんだかんだ外過ぎると不利になりがちなのが近年の凱旋門賞ですから、まずはそこは覚えておきたいですね。

あと、2023年の馬場は基本的には例外なのでしょう。

表題の件、凱旋門賞が終わると毎年、

「どうやったら日本馬が凱旋門賞を勝てるか?」

が議論になるのですが、正直いつ勝ってもおかしくないでしょう、というのが私の答えです。日本の中長距離路線は世界最強クラス(というか最強)ですからね。

ただ、勝つ馬は日本最強馬でなくてもいい。最強馬が行けば勝つ確率が上がるかもしれないけど、最強馬になるということは日本向きのスピード馬なのだから、適性はズレる可能性も高いというジレンマはありますよね。

イクイノックスのような馬が行くならやっぱり去年のような馬場が望ましいでしょうが、その確率ってあんまり高くないです。

そういう意味で今年のシンエンペラーのような、国内準G1級くらいの馬の挑戦は良かったんじゃないかなと思います。アイリッシュチャンピオンを叩くという新たな道筋ができたのも、今後の選択肢を広げるものになりましたよね。むしろそっちを勝ってしまう可能性だって、日本馬のレベルの高さを考えればあり得ることですし。

余談ですが、シンエンペラーは欧州2000m路線のG1ならたぶんどこに行っても好勝負になると思います。

凱旋門賞に話は戻りますが、あとはジョッキーですよね。

適性面と能力の総合値からいえば最近だと実はクロノジェネシスはすごくチャンスがあったと思うんですが、いかにも騎手が合わなかった(マーフィー)。あの馬は日本式の騎乗が合っていたでしょう。

オルフェーヴルも池添騎手だったら2012年は勝っていたと思いますが、それもまぁ今となっては…というわけです。

欧州の騎手が合うケースと合わないケースがありますが、勝つ可能性が高いとすれば、合わないタイプの馬かなという気がします。日本のスピードに対応できる機動力のあるスタミナ馬…というカテゴリー。あるいは、欧州向きの素養がある日本最強クラスの馬ですかね。これはエルコンドルパサーが該当しますが、そういう馬ってなかなか出て来ないでしょうね。最近だと、キングカメハメハ?(最近じゃないぞ)。

馬の適性と、枠順と、馬場と、騎手と、そこら辺がガチッと噛み合えば、国内でそこそこの馬でも勝てるとは思うのですが、そのタイミングってなかなか嚙み合わないですからね。

それと最近は海外の路線も多様になっているので、そもそも凱旋門賞にチャレンジする馬が今後減っていく可能性もありますよね。もし今年シンエンペラーが行かなかったら馬券発売はどうなっていたのかとか、そこら辺も少し気になるところです。

何はともあれ、今後も挑戦を続けてほしいですね。

1頭残念なことになってしまいましたが、今年も良いレースを見ることができました。この秋まだまだ続く日本馬の海外遠征の数々が、今から楽しみです。

→※追記※表題の答えが明確じゃなかったですね。

「どうしたらいいのか?」

結論からいえば、今のままでもいつか勝てるんじゃないかなと思いますよ。それが、来年なのか、15年後なのかは、お天気や抽選や相手関係などの運にも左右される、ってことです。それはどのレースでも同じですよね。

・TAROの競馬

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