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「建設・不動産のデジタル化 〜FMBIMの活⽤〜」:その6 4.4 ロボット活⽤(清掃ロボット、警備ロボット、搬送ロボット)

4.4 ロボット活⽤(清掃ロボット、警備ロボット、搬送ロボット)

オフィスビルにおけるロボット活⽤は、働き⼿不⾜もあり、ロボット導⼊が喫緊の課題となっている。特に、清掃や警備など、従来⼈⼿に頼っていた分野をロボットにおきかえることで、⽣産性を⼤きく改善できることが可能となる。

また、オフィスビルにおけるロボットの⾃律的なエレベーター搬送についても、エレベーター・メーカーとの技術的課題解決が可能となってきており、⾚外線センサーの活⽤や Wi-Fi での通信⽅式の採⽤などにより、⾃動で上下階へ移動できる技術が開発されている。

ロボットを有効活⽤するためには。移動のためのルート設定や清掃場所の指定など、建物のデジタルデータが必要不可⽋となっている。

清掃ロボットの中には、ロボット⾃⾝が作業エリアマップを作成するような機能も持つが、測定に時間もかかる。あらかじめ建物のデータが⼊⼒されれば、⽣産性向上に相当、寄与できるはず。

・搬送ロボット
・秘書ロボット
・清掃ロボット
・防犯ロボット

などが、試⾏的ではあるが、徐々に、オフィスビルへの導⼊がすすんできている。

図 13 清掃ロボットの一例:オムロンソーシアルソリューションズ株式会社(引用:ホームページより(性能等は、筆者が資料を参考に作成))

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本書のタイトルを、あえて「建設・不動産のデジタル化〜FMBIMの活⽤〜」としたのは、建設・不動産の発注、所有、管理、経営の第⼀線にたつ多く…

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