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「こどもハッシン・プロジェクト」が始動

戸塚区にある東俣野特別支援学校には、人工呼吸器や喀痰吸引などの医療的ケアが必要な児童生徒が在籍しています。こうした子どもたちの生活向上に向けて設けられたのが「呼吸器生活向上委員会」です。鈴木太郎は顧問を仰せつかっています。委員会では、この度、「こどもハッシン・プロジェクト」を始動いたしました。

これは、医療的ケアがあるこどもたちが主体となって活動(発進)するプロジェクトです。多様な個性を持つこどもたちが、それぞれの方法で「想い、願い、アイデア、疑問、意見」を伝えて(発信)いきます。そしてそのハッシンを受け止めたおとなたちは、一緒に考え、創造します。このプロジェクトでは多様な分野の方々と協同しながら、こどもたちがハッシンする機会を持続的につくり、支援していきます。こどもたちには自分でハッシンした!ということを自信につなげ、新たな世界で可能性を広げていく力を得ることを願っています。

プロジェクトの第一弾として戸塚リビングラボのメンバーにもご協力いただき横浜市庁舎見学ツアーを実施しました。車椅子やストレッチャーが必要な医療的ケア児に市庁舎内を見学してもらいました。彼らにとって外出時に利用するエレベータは難題です。小さいと乗れないことがあるので行く前にエレベータの大きさを問い合わせる必要があります。高層の市庁舎のエレベータは十分な大きさで乗ることはできたのですが、他の利用者がいるために何度も見送らなければならないということがおきました。こうしたことは実際に足を運んでもらわなければわからないことです。ハッシンしたおかげで市職員も気づくことができました。

今後、こどもハッシン・プロジェクトは、東京藝術大学の新井鴎子特任教授とヤマハ株式会社が進める指一本で豊かな演奏ができる「だれでもピアノ」の開発研究に参画します。こどもたちが特別研究員として研究に協力します。8月10日、11日には市役所アトリウムで本格的な実証実験を行います。医療的ケア児のハッシンをお手伝いをいただくボランティアを募集しております。ご興味のある方は鈴木太郎政策研究所(TEL045-860-2564)までお問い合わせください。

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