特別支援学校での医療的ケア児対応に、そして、教職員のデジタル化にチャンスを創る:横浜市会 予算特別委員会から
2021年3月2日の横浜市会、予算第一特別委員会(教育委員会審査)に登壇しました。その際の議論のポイントをお伝えします。
◯主な成果
特別支援教育では、付添解消に向けたモデル実施を拡大し6名分の予算を確保し、通学保障については医療的ケア対応を現在の2校から市立肢体不自由全6校に拡大することが明らかになりました。そのための予算が盛り込まれました。
また、GIGAスクールの一環として、現在は浦舟特別支援学校にだけ配備されている分身型ロボットOriHime(オリヒメ)を他の特別支援学校にも追加配備することが予算案に盛り込まれました。これにより例えば、特別支援学校に在籍しながら副学籍の一般校にオリヒメで登校することも検討します。医療的ケア児が感染リスクを懸念し登校に慎重になっていることを勘案すると大きなチャンスにつながります。
◯今後の対応を求めました
現在、分校となっている北綱島特別支援学校については国で検討されている特別支援学校の設置基準が明らかになった時点で本校に戻すべきと訴えました。
GIGAスクールの進捗に合わせて教職員の事務負担軽減も合わせて進めるよう求めました。生徒の出席管理のデジタル化や教職員デジタル端末からのインターネット接続により柔軟な教材作成を可能にする必要性などの具体的な事例を紹介しました。
GIGAスクールにより教育委員会が扱わなければならないでICT関連事項が大幅に拡大することから、この分野における専門責任職を置くべきとして教育委員会CIO(最高情報統括責任者)の設置を提言しました。
詳しくは、アーカイブされた動画を御覧ください。https://gikaichukei.city.yokohama.lg.jp/g07_Video_View.asp?SrchID=4151
また、これらの内容をオンライン駅頭報告でも説明しましたので、その動画もご覧いただければ幸いです。
https://www.youtube.com/watch?v=mGCoEnLAnyY