Webライターのスキルアップに必須! SEOの超基本について
Webライターに限らず、最近では一般的なビジネスの場でも「SEO」という単語が当たり前のように使われているのではないでしょうか?
Googleなどでの検索が当たり前となった現在では、この単語の意味を知っているという人も多いと思いますが、個人的には「Webサイトを検索上位にヒットさせる技術」ぐらいの認識の方が多い印象です。
結論から申し上げますと、SEOとは「googleなどの検索エンジンがどのように検索結果を表示しているのかを把握し、自社コンテンツを狙った検索ワードで上位に表示させる技術」のことです。
この記事ではもう少し深掘りしてSEOの基本について解説していきます。
SEOはどうして必要なの?
・検索エンジンは検索者が求めている情報を提供することを最大の目的としている
私たちが普段検索に使うGoogle やYahooといった検索エンジンは、ユーザーが求めている情報を検索キーワードによって見極め、質の高いコンテンツを目立つ場所に表示するという目的のもと日々アップデートを繰り返しています。
具体的には、クローラーと呼ばれるロボットが様々なURLのページを巡回し、インデックス(収納箱のようなもの)に得た情報を収納して、ユーザーが検索したとき、適切なURLをランキング形式で上から並べるというイメージです。
ではこのランキングは何に基づいて決められているのでしょうか? googleが実際に発表している基準は以下の4つです。
①コンテンツの関連性・・・検索ワードと同じワードがページに含まれているか(特に見出しや本文に含まれているか)。文字以外(検索ワードに関する動画や画像など)が含まれているかも判断の対象になります。
②コンテンツの質・・・専門性、権威性、信頼性があるか(例えば、専門家による執筆や公的機関の統計の引用があるかなど)。そのコンテンツへのリンクや言及があるか(他のサイトなどでそのサイトのURLが貼られているか)も評価されます。
(※2022年12月に、専門性、権威性、信頼性のほかに経験という項目が追加されました。経験とは、そのページに製品を使用した体験談や実際にどこかに訪れた体験などが含まれているかという項目です。)
③ウェブサイトのユーザビリティ・・・そのサイトが使いやすいかどうかです。例えば、ページの読み込み速度はどれぐらいか、スマホでの表示にも対応しているかなどの充実度が評価されます。
④コンテキストと設定・・・これはサイトの質というより検索者の設定によるところが大きいですが、検索者の言語やセーフサーチ(性的なコンテンツなどを除外する設定)で検索結果が変わってきます。
・ウェブサイトの役割は価値のあるコンテンツを作り、それを求めているユーザーに与えること
一方で発信者側は、「誰に読んでほしいか」「どんな時に役立つ情報か」といった特定の意図や目的をもってページを作成します。
目的意識をしっかりと持ってコンテンツを作ることは大前提ですが、たとえそれができていたとしても思った通りに検索にヒットするとは限りません。
想定したユーザーが検索しそうな単語を意識しなければコンテンツを適切に届けることは難しいですし、検索結果には強力な競合他社のコンテンツもあるでしょう。
そこで、SEOが必要になるというわけです。 SEO担当者はサイト内のキーワードやリンクを見直して、「コンテンツ作成者が想定したユーザーがここを見つけることができるか?」「他のコンテンツで埋もれてしまっていないか?」といった課題を解決していきます。
重要なのは、想定したとおりに検索結果に表示させるということであり「検索結果で1位になったからSEOが成功している」とは必ずしも言えないわけです。
具体的なSEOの方法
では、コンテンツを想定した通りのユーザーに届けるためには、具体的にどのようなことをしているのでしょうか?SEOの具体的な内容をいくつかピックアップします。
・キーワード管理
例えば、初心者向けに転職のノウハウをまとめた記事を書くとします。 この時、この記事を探しているユーザーが検索するワードとしてすぐに思いつくのは「転職 初めて」 「転職 やり方」などではないでしょうか。
実際にツールで調べると、「転職」というキーワードは「転職 聞かれること」「転職 不安」など、たくさんの組み合わせで検索されています。
また、googleが提供する「キーワードプランナー」を使うことで、「転職というワードは月間平均10万~100万回検索されている」といった具合にキーワードの規模感がわかります。
このようなデータを参考にしてどんなキーワードを取り入れるかを想定し、サイトのタイトルや meta description(検索一覧のページタイトル下に出てくる、ページの概要文)、見出しなどに反映することがキーワード管理です。
リンク管理
リンクには「内部リンク」「外部リンク」「被リンク」といった種類があります。
このうち内部リンクと外部リンクはそれぞれ、自分のサイトのページから同じサイト内の別ページに飛ばすもの、自分のサイトから他サイトのページへ飛ばすものです。
例えば転職のコツにいてまとめたページ内で、「転職先の探し方」という項目があったとします。
この項目内ではまとまりの関係で載せられないが、具体的な転職サイトの比較についても紹介したい場合、自分のサイトや他のサイトの比較記事に飛ばしてあげれば、記事としてのまとまりを損ねることなくより親切でわかりやすくすることができます。
被リンクとは、そのページのURLがほかのページで引用される状態を指し、例えば他のブログなどで参考文献として紹介されたり、おすすめ記事のまとめのようなページに載ったりすることでアクセス数の増加につながります。
このようなリンクの管理も適切に意識できれば、より多くのユーザーにコンテンツを見てもらうことができるでしょう。
まとめ SEO対策とは
ここまでSEOに関してまとめてきましたが、結局のところSEOとはコンテンツありきのものです。
具体的に誰かの役に立つ良質な記事が、それを求めている人に発見されやすくすることで最大限の効果を発揮します。
SEOとは、そのマッチングを成功させるためのツールであるといえるでしょう。
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