Data Cloud Consultant 合格体験記 (2023/12月)
先日、Salesforceの Data Cloud Consultant 資格に合格しました。忘れないうちに、受験に至るまでの流れをご紹介しようと思います。
認定 Data Cloud Consultant 試験とは?
Salesforceのソリューションの一つである、Data Cloudの知識をはかる試験です。
もともとこの試験は、パートナー企業向けに閉じて提供されていたようですが、2023/9月ごろから一般向けに公開されるようになったようです。
Data Cloudという名前は比較的新しいですが、もとはCDPと呼ばれていた製品が、Genieという名前に変わり、それがData Cloudという呼び方に変わった、という経緯があります。
Data Cloud(元CDP)の一番の特徴として、複数のSalesforce 組織・クラウド間を横断してデータを統合・顧客データを一元化することができる、ということが挙げられます。
そうして統合したデータを、Sales Cloud、Service Cloud、Marketing Cloudなどで活用していくことが出来、その基盤となるのがData Cloudとなっています。
試験の概要も、Data Cloudの概要に始まり、後半はデータの活用という点で、SegmentationやActivationなど、Marketing Cloudに関連する知識が出題されています。
詳細は公式ガイドをご覧ください。
誰におすすめ?
試験の名前に「コンサルタント」と書いてあるので、メインのターゲットはコンサルの方、特に
クライアント向けにSalesforceのソリューションの設計、構成、構築などのエンタープライズ データ プラットフォームの実装を行っているコンサルタントの方
だと思います。
他にも、他社のCDPを使っている方でData Cloudで何ができるか知りたい方、社内のSalesforce組織が複雑で、データを統合する方法を探している方にもオススメです。
Sales Cloud、Marketing Cloudの機能に関わる知識も問われるので、これらの製品にすでに知見のある方には有利だと思います。
勉強方法は?
Data Cloudの勉強で難しかったのは、触れる環境が無いということです。
Trailheadでは、無料でPlayground環境というものが作れて、ほとんどの機能はPlayground環境内で触りながら学習することができるのですが、Data CloudはPlayground環境内で有効化できません。
以下の教材ではスクリーンショットなども出てくるのですが、基本的には想像を膨らましながら😂笑 学習を進めました。
私が費やした学習時間は約24時間くらいです。以下の教材を使って勉強しました。
① 学習ガイドを熟読する
まずは敵を知る…ということで、公式ガイドを読んで、試験のセットアップやなどを理解しました。2023/12現在、合格点は62%なので、SnowflakeのSnowPro Coreの75%などに比べると格段に低いと思いました。
② Youtube Playlist
Salesforce DevelopersというチャンネルのData Cloud Decoded Playlist がとてもオススメです!!勉強し始める前に、そもそもData Cloudって何?というのが理解できて良かったです。
③ Trailheadに取り組む
以下のトレイルヘッドをやりました。時間はかかりますが、全ての項目に目を通して、章末のミニクイズのようなのも全部やりました。
まだ公式の模擬試験などが無いので、レベル感を知るためにはミニクイズだけが頼りになります。
Trailmix : Prepare for Your Salesforce Certified Data Cloud Consultant Credential
分からない単語が出てきた場合は、Data Cloud用の用語集👇を参照しました!
④ Udemy講座
Trailheadだけでは若干心もとなかったので、Udemyで早速Data Cloudの講座をアップしている人がいたのでその人の講座を買いました。
動画は合計60分にも満たないので、試験前にさっと全部見てTrailheadで習ったことをおさらいする感じで動画は活用しました。
模擬試験も60問あり(本番と同じ問題数)、試験前に解いておきました。
受験してみて
実際に出題された問題は、上記のUdemyの模擬試験やTrailheadのミニクイズよりもっと難しかったです😭もっと長文問題が多いというか、、シナリオに基づいて色々と聞かれる感じでした。
すでにSales CloudやMarketing Cloudに知見のある方であればもっとスムーズだったかもしれないのですが、私はつい最近Salesforce管理者の資格を取ったばかりなので、かなり難しく感じました。
本番で複数回出てきたが故に、印象に残っている設問は以下です。
✅お客さんからデータの削除依頼を受けた時(Right to be Forgotten)、Data Cloudではどのように対応できるか。(参考ドキュメント)
✅S3との連携について。入力元と出力先にそれぞれ異なるクレデンシャルでバケットを設定することができるか?トラブルシューティングでS3側のパーミッションをチェックすべきか?など。(参考ドキュメント)
✅Data Cloudのコアバリューについて。Connect, Harmonize, Unify, Analyze, Actにおけるそれぞれのフェーズでどんな機能があるか。(公式製品ページ | 公式ドキュメント)
✅セグメントにおける、値の提案(Value Suggestion)の機能(参考ドキュメント)
まとめ
Data Cloudはまだ新しい製品なので、学習できる教材が限られており、また実際の試験の難易度も高く、個人的にはかなり難しかったです。
ですが、学べば学ぶほど、Data Cloudはとてもパワフルな製品であることが分かったのは収穫です!
試験の一般公開により、これから受験される方も増えると思うので、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです☺
最後までお読みいただきありがとうございました!
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