見出し画像

20240924 病気になって良かったこと

眠れないから去年入院したときに力を振り絞って毎日動画で記録を撮っていたやつを見返した。

驚いた。

この人、めっちゃ生きようとしてるやん。

がんばってんな〜この子。私もがんばろ。

素直にそう思った。

過去の自分にここまで勇気づけられると思わなかった。
最近の自分はまた惰性で毎日をやり過ごして、自己肯定感も最底辺に位置していたのだけど、いやいや自分めっちゃ頑張ってんじゃん、となった。

病気になって良かったこと。

そんなものはないに等しい。やっぱり健康がいちばんだと常日頃思うのだが、
敢えてあげるとするならば

自分を成長させるもの、であること。

私は真の怠け者だ。
本当に何もしたくなくて、何もしなくていいなら永遠に何もしないことを選ぶだろう。
ただ起きたいときに起きたり寝たいときに寝たり、たまにギターとピアノ弾いたり猫と遊べたらそれが1番良い。

だが、病気であるが故に生きることを頑張らなくてはならない。
治療したくなくてもしなくてはならない。なぜならしないで死にかけるのもつらいからだ。
つらいのは嫌だ。私は怠けていたいのだから死にかけて死にかけて、でも死にきれない状態というのがいちばん辛いんだなこれが。

だから治療して病気と向き合わざるをえなくなる。この身体と心を切り離さない限りは病気ありきの人生である。
嫌でも病気を意識しなくてはならなくなる。 

でも治療して生きやすくなると、頑張ってよかったと思う。

病気になって良かったこと。
それは健康な人よりも生きることに一生懸命になれる事だと思う。
いつ死んでもおかしくないからこそ日常の小さなことに感動できて幸せを感じる。
毎日起きて朝日を浴びることがどれだけ幸せなことか私には分かる。
20代そこそこでこの事に気付けるのはきっと早い方だと思う。
だから私は周りにおばあちゃんみたいと言われることがある。笑
きっと病気が中身を成長させてくれているのだ。

でも病気に向き合っている人は、きっとそれを理解してくれると思う。
普通がどれだけ幸せかを分かってくれると思う。

何度も言うが、私は病気がなかったらただの怠け者で救いようのないフーテン野郎だ。
だから神様が向き合わざるをえない試練を与えて私を真っ当なやつにしようと躍起になってるんじゃないか、と考えている。

おかげさまで人の痛みに寄り添える人にはなれてるんじゃないかな。少なくとも病気になって何倍も成長できた実感があるから。

だからそこだけは良かった。
私しか見つけられない小さな幸せを感じるんだ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?