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Bambu A1/A1 miniにNoctuaのファンを付ける方法 その2

A1 miniのツールヘッドにファンを追加しました。A1でも同じことが出来ます。

X軸の移動はツールヘッドのモーターが担当しているため、造形中は常に動作し温度が上がります。ファンを取り付けて冷やすことでパーツを長持ちさせる効果を期待できます。

これを冷やしたい

必要なもの

ファンは5VでPWM制御付きのもの(4ピンのもの)を使います。

Bambu Studioでモデルを修正する

ファンカバーのケーブルの出し方が私の使い方と合っていなかったため左右を反転しました。

これで風をモーターに吹き付けることができます。

このタイプのファンは中央のシールが貼ってある方向に風が出ことを覚えておくと前後に迷わなくなります。

純正ファンを取り出す

分解方法はBambu Labのwikiにも解説があります。
https://wiki.bambulab.com/en/a1-mini/maintenance/toolhead

交換する時と同じようにカバーを外してノズルを取り外します。

上面のケーブル根本のネジ4つを外します。このケーブルは中身はUSBケーブルになっているようです。

USBケーブルを引き抜き、裏蓋を開けてネジ、ケーブルを外します。基板上側にフラットケーブルがあり、これを抜く時は黒いラッチを開ける必要があることに注意します。

基板を外したら、ここのカバーをスライドさせて外します。

4箇所のネジを外したらエクストルーダーを抜き取ります。

ネジを2個外すとファンを取り外すことができます。

純正ファンとNoctuaのファンを繋げる

画像に書いた色の線どうしを繋ぎますが、これは使うファンによって違うかもしれないので調べて配線してください。

短くなった分をリード線で追加します。
ケーブルどうしのはんだ付けにはプリント品のサポートツールもあります(使っていないため便利かはわかりません)。
https://makerworld.com/en/models/704267

はんだ付けをしたら接触しないようにテープで絶縁します。私はこの上からさらにテープを巻きました。熱収縮チューブを持っていたら使用を検討してください。

ファンを設置する

分解とは逆の手順で組み立てていきます。

ファンのケーブルを、スライドして外したスリットに通して取り付けます。ファン取付ネジは短くて黒いネジです。

エクストルーダーを取り付けてねじ止めします。フラットケーブルとコネクターのついたケーブルは大きな穴から通し、銀色の輪がついたケーブルはファンのケーブルと一緒に側面に這わせます。

基盤を設置してねじ止めし、コネクターを取り付けます。ファンのケーブルを外に出すためにスライドして外したパーツは取り付けませんでした。

赤丸のねじ止めするケーブルは力を入れすぎるとスタンドオフ(スペーサー)が外れてしまうので気をつけてください。私は外れてしまったため一度基板を取り外してはんだ付けをして再度止めました。

ファンをハウジングに入れて背面のクリップで取り付けます。

ファンの色に近いフィラメントを選びました

前後のふたを閉じてハウジングを取り付けたら完成です。

メインボードを冷やすファンを追加する記事もあります。

A1 miniをカスタムできるプリント品についての記事も良かったら見てください。


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