ジコタンQ:個性を活かしていきる 2024年9月11日
オーストラリア在住20年目、元豪州4大銀行員のtaroがお送りする海外暮らしで見える柔らかい思考と感情と視野が広がる海外のニュースの翻訳&まとめ。ニュースの参照はここからhttps://www.bloomberg.com/asia
【本日の独り言】
土用の丑の日を知っている人は多いだろう。
あの発祥には諸説あるけど、一つには江戸時代のとある鰻屋が暑い日は全くうなぎが売れないから困るからと案を講じて「暑い日にうなぎを食べて精力をつけよう」なんてしたのが始まりと言われている。
さて、現代の私たちは「暑くて食べたくない」「寒くて飲みたくない」と言いっている人たちに要らないものを売りつけようとかしていないだろうか。
例えば商談の場面、上司への稟議。
相手が本当に欲しいと思えるもの、必要だと思うものに訴求できているだろうか。
日常の会話も同じ。
聞きたい話、興味のある話を届けることができているだろうか。
あなたの周りにいる「本当はうなぎを食べた方がいいのに、食べたいと思ってない人」にどう届けるかを考えてみよう。
タレをかけて炭火で焼いていい匂いがするとか、健康にどれだけ良いか根拠を語ってみるとか、夏バテに効くと悩みを解決できる手段だと説くとか。
やり方は人それぞれ。
あなたは誰にどんな話をしていますか。
食べたくないもの、要らないものを好き勝手に食卓に並べていませんか?
【金融ニュース】
欧州株は小幅高となり、米国株先物は堅調に推移した。水曜日には米国で重要なインフレ・データが発表され、その後大西洋の両岸で金利決定が行われる。
S&P500種株価指数は月曜日に1.2%上昇し、1953年までさかのぼるデータで最悪の月初から回復した。国債利回りは2日続伸し、ドルは月曜日の上昇を維持した。
労働市場の冷え込みに伴いFRBが出遅れる可能性が懸念されるなか、投資家は米国の景気後退懸念とソフトランディングの可能性のバランスを見極めようとしており、市場は慎重なムードとなっている。その一方で、ドナルド・トランプ前大統領とカマラ・ハリス米副大統領との討論会が火曜日後半に行われるため、米国の政治リスクが再び前面に出ている。
【ヘッドライン流し読みニュース】
■日銀、来週の主要金利引き上げの必要性は低いとの見解
・日銀関係者によれば、金融市場に残るボラティリティと7月の利上げの影響を注視しているため、日銀幹部は来週の理事会で基準金利を引き上げる必要はほとんどないと見ている。
日銀は9月20日の会合で、借入コストを0.25%に据え置く可能性が高いという。日銀は、中央銀行が金利を引き上げた数日後の8月5日に日経平均が史上最大の暴落を記録したことを含め、最近の金融市場を注意深く監視する必要がある、と関係者は語った。
月の急激な市場の動きの後に調査されたほとんどのエコノミストは、中央銀行が利上げを再開するのは12月か1月まで待つだろうと予想している。
■タイの家計負債、景気減速で16年ぶりの高水準に、調査結果
調査によると、タイの平均家計負債は、大流行後の不均等な景気回復が家計に打撃を与える中、少なくとも16年間で最も高くなると見られている。
タイ商工会議所大学の調査によると、1世帯あたりの負債額は今年8.4%増の60万6,378バーツ(1万7,959ドル)に跳ね上がるという。これは、同大学が2009年に調査を開始して以来、最も高い負債額である。この調査結果は、9月1日から7日にかけて1,300人の回答者を対象に行われたものである。
新首相に任命されたペートンターン・チナワット氏は、16兆バーツ以上(国内総生産の約91%に相当)と推定される国民の家計負債に取り組むことを優先する予定である。彼女は9月12日に予定されている政府の政策声明で、緊急の優先事項として徹底的な債務再編を発表する予定だ。
■世界最高水準のニュージーランド政府系ファンド、年間15%のリターンを達成
・世界で最も運用成績の良い政府系ファンドのひとつであるニュージーランド・スーパーアニュエーション・ファンドは、直近の会計年度で14.9%のリターンを記録し、運用資金は766億ニュージーランド・ドル(470億ドル)に膨らんだ。
ファンドマネージャーのガーディアンズ・オブ・ニュージーランド・スーパーアニュエーションズ(Guardians of New Zealand Superannuation)のチーフ・エグゼクティブであるジョー・タウンゼント(Jo Townsend)氏は月曜日のインタビューで、このファンドは世界株式への高いエクスポージャーが評価されたと語った。「とはいえ、当ファンドは非常に大規模な分散型ポートフォリオを組んでおり、昨年はポートフォリオ全体で堅実な運用が行われた。
【最後に】
日本の利上げを勧めたいわけでもなんでもない。
事業を拡大する上でも、何をするにしても金利は安い方が個人的には助かる。
それでも、日本がどんどん安くなっていく、国際社会の競争に負けていくと考えると不安を覚える。
対外的にはもっと強気に出ていいはず。
日本の技術、サービス、インフラ、社会制度その全てが世界でも有数の高水準でそれが安価に売られているというのはアンバランスに他ならない。
それでも国内のことを考えると強気には出られない。
金利を上げると困る人、立ち行き行かなくなる人がそこかしこに出てくるだろう。
いつ、どこで、どんな形で決断を下すのだろう。
それともこのままなんとかやり過ごすことが本当にできるのだろうか。
オーストラリアで会計士、銀行員を経て、起業し現在日本で3事業、オーストラリアで2事業を経営。多彩な経験と持ち前の柔軟な思考を活かした経営者、人材育成家のTaroがお届けする「ジコタンQ(自己探究)」
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