10分でわかる海外ニュース 2023年10月05日
オーストラリア在住20年目のタローがお送りする10分でわかる海外ニュースのまとめ&海外暮らし、子育てを通して感じる日々のコラム
【本日の独り言】
みなさまおはようございます。
ある日、長女が同じ学年にロシア系の子とウクライナ系の子がいると教えてくれた。ロシア系の子は中のいいお友だちだそうで、ウクライナ系の子は別のクラスだからよく知らないそう。
「仲良くできたらいいな」って子どもがそんな心配をしなきゃいけないのも寂しい。スペイン語、中国語、フランス語、タガログ語、ロシア語などなどいろんな言葉を覚えてくるということはそれだけ人種やバックグラウンドが多種多様だということ。大人のよくわからないゴタゴタに子どもが巻き込まれるのはやっぱり辛いし、もったいないとすら思ってしまう。
資本主義というものを突き詰めて、自分の私利私欲のために突き進むことが果たして幸せを生み出すのだろうか。
誰かを蹴落として手に入れた幸せは本当の幸せではない。
【金融ニュース】
水曜日は、トレーダーが米国のデータを分析し、連邦準備制度理事会(FRB)が追加利上げを控えるとの見方が強まったため、株と債券の売りが一服した。
株式指標は取引終了間際にセッションの最高値を更新し、ナスダック100は1.4%高、S&P500はハイテク・セクターの最後の上昇を受けて0.8%高となった。テスラ・インクは、マイクロソフト社やアマゾン・ドット・コム社を含む大型ハイテク株上昇の先頭に立った。S&P500は重要なテクニカル・レベルを上回って引けた。
【ヘッドライン流し読みニュース】
■香港の銀行、20%割引でも抵当流れ住宅の売却に苦戦
・香港の金融街にある小さなオフィスに20人ほどが詰めかけ、不動産オークションの開始を待っている。
買い物袋を抱えた老婦人や、Tシャツにスニーカー姿の中年夫婦など、入札者たちはめったにないチャンスを求めてやってきた: 世界有数の高値で取引される不動産市場で、割安な住宅を購入するチャンスなのだ。
売りに出されている24の物件のうち、大半は差し押さえられた住宅である。しかし、香港の市場を襲い、価格低迷の一因となっている警戒心を示すように、購入希望者たちは警戒している。
■日本が介入したかどうか、円トレーダーは推測を続ける
・日本政府が円を買い支えるために行動したかどうかをめぐって憶測が飛び交う中、日本政府高官は為替介入に関する戦略的沈黙を守っている。
財務大臣、為替当局のトップ、そして政府の首席報道官は水曜日、日本が市場に介入したかどうかについてはコメントしないと述べた。
市場の動揺は大規模な為替介入によるものではなかった可能性が高いという証拠が、初期の予想や市場アナリストを通じて出始めている。火曜日の市場の急激な動きを説明する他の可能性の中には、1ドル=150円の重要な基準値を突破した円の下落に反応した、動揺した市場と取引アルゴリズムの組み合わせがある。
■賃貸危機の緩和には移民シフトが必要、モデルで示される
・連邦政府は、記録的な人口増加に住宅供給が追いつく時間を与えるため、一時的な移民の上限規制を検討すべきだと、国内トップクラスの住宅市場予測家の一人が主張している。
不動産アナリストのルイス・クリストファー氏(SQMリサーチ社)は、住宅市場の動向予測に高い実績を持つが、記録的な移民の流入が続けば、現在の賃貸危機が長期化すると指摘した。
SQMリサーチのモデリングによれば、移民数に一時的な上限を設ければ、賃貸市場の状況は早期に緩和されるだろう。
【最後に】
香港の不動産が・・・。
パンデミックはもちろん、香港が中国に返還されて以降本土からの移住者が後を立たず、鰻登りに上がっていった香港の不動産市場がまさかそんなことになろうとは。
やはりそれを下支えしていたのは中国の不動産バブルだったし、下駄が外れてしまった以上香港といえど耐えきれない状態になっている。
同じように下駄を履かされている場所はどこだ?
東京か?シンガポールか?ロンドンだろうか?
いずれにせよこの波は徐々に広がっていくだろう。