10分でわかる海外ニュース 2023年12月29日
オーストラリア在住20年目のtaroがお送りする海外暮らしのコラムと10分でわかる海外のニュース、オーストラリアの経済、不動産情報を翻訳&まとめ。
ニュースの参照はここからhttps://www.bloomberg.com/asia
【本日の独り言】
みなさまおはようございます。
今夜21時はいよいよ来年から始まる第3回コーチング講座(コーチハック)の説明会。
1月から始まるコーチング講座ではいわゆるコーチングだけでなく、相手の意志や感情を聴くコミュニケーションを学んで、実践して、より円滑で豊かな対話を自分のものにする時間となります。
会社での人間関係、上司部下、取引先はもちろん家庭環境や友人関係で相手を否定せずに自分の意見を伝えたり、お互いの合意点をうまく見つける会話ができたり、人を育てる、思考を育てる会話ができるのがコーチングです。
傾聴という言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?
コーチハックのコーチングはこの傾聴を基本として子育てはもちろん、部下の育成に悩む人にこそ必要なスキルがぎゅっと詰まった講座です。
2024年のスタートに身につけて、来年の年末をもっといい笑顔で迎えませんか?
講座修了時には証書が発行されコーチハックの認定コーチとして活躍する卒業生や、子育て、仕事に活かして躍進しています。
説明会のお申し込みはこちらから!
【金融ニュース】
欧州株式は2022年1月以来の高値圏で推移し、米国株式先物は投資家が来年の連邦準備制度理事会(FRB)の利下げに備える中、上昇に転じた。金は今月初めに付けた史上最高値付近で取引された。
ストックス・ヨーロッパ600種株価指数は、年末の薄商いの中、年初の上昇分を帳消しにして小動きとなった。原油価格が後退したため、石油メジャーは下落した。ナスダック100先物は0.2%上昇し、S&P500種株価指数は水曜日のウォール街の上昇を受けて変動した。
【ヘッドライン流し読みニュース】
■アップル、控訴裁が米国での販売禁止を解除した後、時計の販売を再開
・アップル社は、特許訴訟で勝訴し、同社の170億ドル規模のビジネスに迅速な救済をもたらしたスマートウォッチの最新モデルを、水曜日に米国の小売店で販売を再開すると発表した。
同社は、Apple Watch Series 9とUltra 2のオンライン販売も木曜日正午(太平洋時間)までに再開すると発表した。米国国際貿易委員会は、特許侵害訴訟で医療機器メーカーのマシモ社に有利な判決を下した後、アップルの公式ルートでの製品の輸入と販売を禁止していた。ワシントンの控訴裁判所は水曜日未明、アップル社がこの決定を覆すことを求めている間、ITCの決定の暫定的な停止を命じた。
■香港の住宅価格、2017年以来最低に下落 家賃は上昇
・香港の住宅価格が約7年ぶりの低水準に落ち込んだ。高金利が引き続き買い手の購買意欲をそぎ、代わりに賃貸住宅に流れているためだ。
政府データによると、11月の住宅価格は前月比2%下落し、7年連続の下落となった。価格指数は2017年初頭以来の低水準となった。対照的に、市内の家賃は10ヶ月連続で上昇し、過去4年間で最高となった。
高額な借入コストが住宅購入者の意欲をそぎ、アパートを借りることで引き締めサイクルを乗り切るよう促している。賃貸市場は、外国人専門家を誘致する政府の後押しも受けている。
■金利上昇はオーストラリアの不動産市場回復にブレーキをかけるか?
・今回の利上げと今後数ヶ月間の再利上げのリスクは、オーストラリアの不動産市場の回復を遅らせる可能性はあるが、さらなる価格上昇を食い止めるには不十分であると専門家は指摘している。
火曜日の4.35%への利上げ決定は、過去1年半ですでに住宅ローン返済額が急増している住宅所有者にとって新たな打撃となった。
9月期のインフレ率が予想を上回ったため、RBAは妥当な時間枠内でインフレ率を2〜3%の目標バンドに戻すために利上げ以外の選択肢をほとんど持たなくなり、11月の利上げは広く予想されていた。
【最後に】
香港とオーストラリアのニュースがリンクする。
金利が上がることで購入できない人々が賃貸で乗り切ろうという傾向になり、家賃が高騰するという構図。
自分自身、幸運にも不動産投資をすることができているがやはり今回の金利上昇は対岸の火事とは言えない。
コロナ後に金利が3%を切ったところで固定金利に変えることができたが、ここオーストラリアでは固定金利が最大2年と決まっている。
来年の11月には現在の6−7%の金利になり、実質支払額は単純に倍になる。
乗り切れずに手放す大家も多い中でどう乗り切るのか、どう乗りこなすのかが次のステップへの鍵となる。