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10分でわかる海外ニュース 2023年11月21日


オーストラリア在住20年目のtaroがお送りする10分でわかる海外ニュースのまとめ&海外暮らし、子育てを通して感じる日々のコラム

【本日の独り言】

みなさまおはようございます。
オーストラリアでは小学校6年生まではState SchoolまたはPrimary Schoolに通い、7年生から12年生まではHigh Schoolとなっている。
そんな2年後の進学先を5年生の終了時点で決めてサマーホリデー中に願書と提出物を出すことが決められている。では、どんな基準で選ぶのかというと、ダンス、学習、アート、音楽、演劇、スポーツなど特別なクラスに進みたい子どもたちは意中の学校の意中のクラスを選ぶ。
特にこだわりややりたいことが決まっていない子どもたちは普通科にそのまま進学するというのが通例らしい。

ということで今日はHigh SchoolのExperiment Day(体験入学)で、自宅から10分ほどいったところにある高校に小学5年生の長女が行く。
たくさん受験してたくさん受かっておけば後々別のクラスを受けたいと思ったら変更も可能らしく、とにかくたくさん受けとけ!というスタンスでこの夏を乗り越えようと家族総出でこの一大イベントに向かう。

【金融ニュース】

米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げサイクルの終わりに近づいているとの思惑を背景に、ドル相場は下げ幅を拡大し、ドル高を示す指標は8月以来の低水準を記録した。

トレーダーは現在、先週の冷静なインフレ・データを受けて、3月にFRBが最初の利下げを実施する可能性を30%程度に見積もっている。投資家は今週火曜日、政策決定者の考えをさらに見極めるため、前回のFRB金利会合議事録の公表を待っている。

ブラウン・ブラザーズ・ハリマン&カンパニーの通貨戦略グローバル・ヘッドであるウィン・シンは、「ハト派的なFRBのシナリオは、依然として存在している。米国の利回りとドルには下押し圧力がかかり続けるだろう。」と述べた。

【ヘッドライン流し読みニュース】

■中国、信用安定に焦点を移し利下げを一時停止

・中国は、政策立案者が新年に向けて景気を下支えし、信用の伸びを安定させるための他の手段に目を向けているため、利下げはひとまず終了する可能性がある。

中国の商業金融機関は月曜日、住宅ローンの基準となる5年物プライムレートを含む基準貸出金利を据え置いた。中国人民銀行が先週、中期貸出金利と呼ばれる主要政策金利を据え置いた後、この金利はほぼ予想通りだった。ローン金利はこの金利に対するスプレッドとして提示され、通常はその動きに連動するが、常に連動するわけではない。

■ピムコは日銀の金融引き締めに備えて円を買っている

・パシフィック・インベストメント・マネジメントは、インフレが加速するにつれて日本銀行が金融引き締めに圧力をかけるとの見方から円買いを進めている。

ピムコのファンド・マネージャーで、マルチアセット投資やアセット・アロケーションを専門分野とするエマニュエル・シャレフ氏は、「日本のインフレ率が上昇し、目標を着実に上回っていることから、彼らはイールドカーブ・コントロール政策を放棄するか変更する方向に進みたいと思うようになり、最終的には利上げの必要性が出てくるかもしれない」と、彼は先週シンガポールでのインタビューで語った。

■金利上昇はオーストラリアの不動産市場回復にブレーキをかけるか?

・今回の利上げと今後数ヶ月間の再利上げのリスクは、オーストラリアの不動産市場の回復を遅らせる可能性はあるが、さらなる価格上昇を食い止めるには不十分であると専門家は指摘している。

火曜日の4.35%への利上げ決定は、過去1年半ですでに住宅ローン返済額が急増している住宅所有者にとって新たな打撃となった。

9月期のインフレ率が予想を上回ったため、RBAは妥当な時間枠内でインフレ率を2〜3%の目標バンドに戻すために利上げ以外の選択肢をほとんど持たなくなり、11月の利上げは広く予想されていた。

しかし、今回の金利上昇で住宅購入者の借入可能額がさらに減少するとしても、エコノミストによれば、その影響は首都圏の住宅価格高騰を牽引するより強力な要因によって相殺されるという。

【最後に】

オーストラリアの不動産価格がまだ止まらない。
下がっている時は、「いつか止まる時が来るのだろうか」と思い、上がっているときは「止まるぞ、止まるぞ」と思ってしまう。
いや、正確には下がることに関しては過去20年でリーマンショックの1-2年、コロナの1-2年でおそらく合計しても4年もなかったのだろうと記憶している。

その間、金利は上がりもしたし、下がりもした。
不動産価格はお構いなしに上がり続けている。
単純に需要があるからだ。
金利が高かろうが、低かろうが買える人が買える値段で買う。
そしてその需要が高くて、年々増えている。

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