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ジコタンQ:個性を活かしていきる 2024年9月25日
オーストラリア在住20年目、元豪州4大銀行員のtaroがお送りする海外暮らしで見える柔らかい思考と感情と視野が広がる海外のニュースの翻訳&まとめ。ニュースの参照はここからhttps://www.bloomberg.com/asia
【本日の独り言】
つい先日家電量販店に行った。
お目当てのものを購入し、しばらく店内をブラブラ。
長女が来年からHigh Schoolでパソコンが必要になるからとウィンドーショッピングしたり、結婚する前に購入した冷蔵庫と洗濯機が加齢と共に文句を言い始めたので里子になりそうな子たちを物色したりとひとしきり店内を見て回った。
そこで気がついたのは、全くと言っていいほど日本製品を見ないことだ。
おそらく1番日本製品が頑張っていたのがカメラコーナーで、Nikon、Sonyなどの機種があった。
次に日本製を見かけたのはテレビでSonyが頑張ってBraviaを展示していたがそれも3つか4つほど。比較的大きな77インチほどのテレビに9000ドルの値段がつく中、隣にはサムソンが7つほど展示スペースを確保して、目玉商品の99インチテレビが9000ドルちょっと。
贔屓目に見てもこれだけ大きさが違うのに同じ値段となると太刀打ちできない。
その後も冷蔵庫、洗濯機、掃除機、電子レンジ、パソコンいろいろな商品を見て回ったけれど日本製はどこに行ってしまったのか、まるっきり見かけない。
ギリギリのところで東芝のエアコンが頑張っていた。
いずれにしてもお値段は少々高め。
日本製=高品質ということには変わりないけれど、他国で作られた比較的安価なものがそれほど壊れなくなってきた、壊滅的に悪いものではないという時代にハイスペックな日本製が重宝されなくなってきたのだろうと推察する。
ここからは完全に余談だけれど、きっと僕自身がなんとかプラズマや、驚くほどふわふわな仕上がりとか、野菜室の保存が◯%アップとかこれっぽっちも要らないけど安心安全な製品が欲しいという基準値を持っているからだろう。
日本の基準値(過剰なサービス)と疎遠になったことで滅菌とか汚れを何割落とすとか無くても大丈夫を知ったからだと思う。例えば、愛知用水の水じゃなくても死なないし、マスクの着用や殺菌消毒がそれほど徹底されていなくても生きていけることはこの20年のオーストラリア生活で身をもって知った。基準値を上げることは大事。それと同時に自分の心地いいと思う基準値を知ることも大事。
【金融ニュース】
米国株は、厳しい消費者信頼感指数をトレーダーが大きく受け流す中、エヌビディア株の急伸を好感して続伸した。
S&P500種株価指数は0.3%上昇し、この日41回目の過去最高値で取引を終えた。中国による大規模な景気刺激策が、中国と経済的につながりのある銘柄の株価を押し上げた。
火曜日に発表されたコンファレンス・ボードによる消費者心理指数が2021年8月以来最大の落ち込みを記録したことを受けて、各ベンチマークは当初売りに転じていたが、エヌビディアの最高経営責任者(CEO)が株式の売却を終了したとの報道を受けて反転した。その結果、株価は約4%上昇し、S&P500種株価指数を押し上げた。
【ヘッドライン流し読みニュース】
■豪財務相、インフレ対策の進展に期待
・オーストラリアのジム・チャルマーズ財務相は、インフレ対策が前進していることを示すデータが今後発表されるとの見通しを示したが、中央銀行は今週利下げに踏み切れない可能性があることを認めた。
水曜日のデータ発表に先立ち、エコノミストの予想中央値によると、8月のインフレ率は前年同月比2.7%に鈍化する。
■英国の住宅価格高騰は「重大な課題」とスコティッシュ・ウィドウズ社
英国の平均住宅価格は過去20年間で2倍以上に上昇した一方、年間賃貸料は20年前の約5分の1であったことが分析で明らかになった。
スコティッシュ・ウィドウズは、2005年に創刊したリタイアメント・レポートの第20回目を記念して、家計の経済的課題がどのように変化してきたかを調査した。
スコティッシュ・ウィドウズが2005年に初めて報告書を発表した当時と比較すると、インフレの影響で支出力が低下しているため、1ポンドで買える金額は半分強(53%)に過ぎないという。
■中国がインド太平洋サミットで「我々全員を試している」とバイデン氏
・ジョー・バイデン大統領は、クアッド首脳会議中に中国がインド太平洋地域のアメリカとその同盟国を「試している」とマイクで発言した。
バイデンとインドのナレンドラ・モディ首相、日本の岸田文雄首相、オーストラリアのアンソニー・アルバネーゼ首相というクアッド首脳の最初の話題は中国だった。
「習近平は国内経済の課題に集中し、中国の動揺を最小限に抑えようとしていると信じている」と、バイデンは土曜日の冒頭発言で中国側について首脳たちに語った。バイデンはさらに、「習近平は私の考えでは、中国の利益を積極的に追求するために、外交的な余裕を買おうとしている。中国は攻撃的な行動をとり続け、地域全体で我々を試している。」と付け加えた。
【最後に】
そりゃ、中国も試すでしょう。
太平洋に出るには日本が邪魔で、国内の消費を上げようにもこれまでのような勢いでは上がっていかないことは明白。
かつてヨーロッパ諸国が植民地支配を繰り広げていた頃は何も言われなかったのに21世紀、国際社会になってそれができないとなると策は限られてくる。
ありとあらゆる手を尽くして、試して、何が通るのかを検証する。
まさにPDCAってやつを国単位でやっている。
それくらい日本も積極的に何かを試してくれるといいなと思う。
オーストラリアで会計士、銀行員を経て、起業し現在日本で3事業、オーストラリアで2事業を経営。多彩な経験と持ち前の柔軟な思考を活かした経営者、人材育成家のTaroがお届けする「ジコタンQ(自己探究)」
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