毎朝10分でわかる海外ニュース 2023年7月6日
【本日の独り言】
みなさまおはようございます。
昨夜娘からFacetimeがかかってきた。
聞けば「お父さんがいなくて寂しい」と。
メッセージでのやりとりもしているし、時間を見つけてはビデオコールもしているけれど、やはりそれでは満たされないものがある。
例えばZoomなどを使って仕事をすることもできる。
とはいえ、やはり相手の時間を気遣ったり、いくら仕事でも、「実生活」いわゆるリアルな状況には勝てず、画面越しの相手より目の前の事柄に気を取られたり優先してしまうのも事実。
さらにまたオフラインのような関係性を築くのはなかなかに至難の技。
相手の表情を見て、言葉を聞いて、体温を感じて話すことの大切さを繰り返すことたびに感じます。
文字だけ、画面だけにならない血の通ったやりとりができるように、寂しい思いをさせないようなやりとりを心がけます。
【金融ニュース】
米連邦準備制度理事会(FRB)の最終会合でのコメントをトレーダーが消化したため、米国債利回りは上昇し、株価は下落した。
S&P500種株価指数は0.2%下落した。FRB6月理事会の議事録が公表され、一部の投票メンバーがタカ派寄りであることが示されたためだ。FRBは10回連続で利上げを実施していたが、今回の会合で利上げサイクルを一時停止したため、ウォール街は大きく動揺した。水曜日の主な動きのなかでは、ユナイテッド・パーセル・サービス社が従業員の給与をめぐるストライキに近づいて下落し、暗号通貨取引所のコインベース・グローバル社が格下げを受けて下落した。
政策金利の影響を受けやすい2年物国債利回りは4.94%まで上昇し、10年物国債利回りは3.93%まで上昇した。イールドカーブの反転は、しばしば景気低迷の兆候とみなされる。FRBは今年2回の追加利上げを予想しており、これが経済成長と企業収益をさらに圧迫する可能性がある。FRBの次回の利上げ決定は3週間後に予定されている。
【ヘッドライン流し読みニュース】
■シンガポール、超富裕層を惹きつける税制を変更へ
・シンガポール金融管理局(MAS)は、シンガポール人の雇用と同国の株式市場への投資を促進するため、シングル・ファミリー・オフィスに対する税制優遇措置を変更する。
また、これらの企業が気候変動関連プロジェクトに投資し、シンガポールを通じてより多くの慈善活動を行うことを奨励するため、税制優遇措置も調整すると、MASのラビ・メノン常務理事は年次報告書発表後のブリーフィングで述べた。
*ファミリー・オフィス(超富裕層が設立し、彼らの業務や投資を管理する会社)は現在、シンガポールでのさまざまな投資について免税措置を受けることができる。そのおかげで、シンガポールを拠点とするファミリーオフィスの数は2020年末の400から2022年には1,100に急増した。
■中国株に賭けて同業他社の99%を打ち負かしたファンドが、活況の日本にシフトしつつある
・中国株への投資で5年間で同業他社の99%を破ったアジアのファンドマネージャーは、その熱意を抑え、代わりに隣国の日本に目を向けている。
ミダス・インターナショナル・アセット・マネジメント・リミテッドは、ソウルを拠点とする同社のアジア・リーダーズ・グロース・ファンドの共同マネージャー、ジュリア・ユウ氏によれば、日本のテクノロジー企業や、景気回復と個人消費の増加に後押しされる企業に賭けている。日本の賃金上昇は消費を押し上げるだろうし、円安は海外からの観光客を呼び込むのに役立つだろう、と彼女は言う。
■回復が続く首都の住宅価格、年間成長率に戻る
・全米の住宅価格は6月も回復を続け、新たなデータによると、全米の住宅価格は1年前と比較してわずか0.1%低下しただけである一方、首都圏の住宅価格は昨年の同時期を上回っている。
プロップトラックのエコノミスト、アンガス・ムーア氏は、準備銀行が昨年5月以来12回目の利上げを行ったにもかかわらず起きた住宅価格の回復について次のように語った。「金利は引き続き価格にとって逆風となるだろうが、2022年とは異なり、金利のピークは近いと思われる。金利上昇は、市場に出回る新規物件の数が限られていることと、住宅需要のファンダメンタルズがしっかりしていることで相殺されている。」
ムーア氏は、realestate.com.auに掲載された物件の総数は、1年前と比較して増加しているが、市場に出回る新規物件の流れは依然として落ち着いており、市場に出回る物件により競争的な環境を作り出していると述べた。
【最後に】
不動産市場は常に動いている。
ましてやこれほどまでに人が流動的な時代で、特に過去5年で大きく変わった。
そして、AIの登場によりさらに人々の生活は大きく変わり、場所に縛られない、とらわれない生き方になっていくだろう。
収入を確保して固定費の安い場所、国に住む。そんな選択肢もこれまで以上に増えていく。
事実、自分もこれほどまで物価の高いオーストラリアに固執しないでもっと安価な国に移り住むのもアリなのでは?なんて考えたことがある。
では、それを実現するためには?
どうやったらそれができるの?
色々検討してみたけれど、今じゃないねって先送りにしてみた。
みなさんはどんな国、場所でどんなふうに暮らしてみたいですか?
それでは今日も元気な1日をお過ごしください。