10分でわかる海外ニュース 2023年12月1日
オーストラリア在住20年目のtaroがお送りする海外暮らしのコラムと10分でわかる海外のニュースを翻訳&まとめ。
ニュースの参照はここからhttps://www.bloomberg.com/asia
【本日の独り言】
みなさまおはようございます。
約20年前、オーストラリアに来て0になった。
誰も知り合いのいない場所で、何をするのも自分次第で、自分を1から作っていく体験をした。
小さな殻を打ち破って広い世界を知ったことで、それまで自分だと思い込んでいた彼はほんの一部でしかないと気がつけた。
そのほんの一部でしかない自分を大きく見せていたのは自分自身だった。
例えばそれは小さな頃からのボクを知っている人を気にする自分。
あいつはこういう奴だっていうレッテルを貼ってくる人の言いなりになる自分。
いい子ちゃんでいなきゃとか、あの人の期待に応えなきゃとかそんなことを考えなくてもいい環境に出て初めて自分ってやつを見つめ直すことができた。
他人に求められる“普通”のない生き方ができる自由。
その自由を手にできたのはしがらみがない状態だったから。
就職して大事な仕事を任されたり、何か大きな役割りみたいなものがあったらあそこまで威勢よく飛び出すことはできなかっただろう。
5年前に7年勤めた銀行を辞めて、今度は自分が、そんなしがらみの中でもがいている、ほんの一部を全部だと勘違いして縮こまっている誰かの役にたつことを始めた。
おかげさまで本当にたくさんの人が殻を打ち破る音を聞かせてもらって毎日ワクワクさせてもらっている。
【金融ニュース】
トレーダーは米連邦準備制度理事会(FRB)が来年利下げに踏み切ることに賭け、弱い中国のデータがさらなる政策支援への期待を高めたためだ。
FRB当局者が引き締め政策の終了を示唆したため、ドルや米国債利回りが後退し、アジア地域の株式指標は今月7%以上上昇した。中国株は、成長見通しに対する懸念から世界的な上昇の中で異常値として浮上した。
IG Asia Pte.Ltd.のマーケット・アナリスト、ジュン・ロン・ヤップ氏は、「弱いデータが続いているため、当局は政策支援の選択肢を増やすかもしれない。」と語った。
【ヘッドライン流し読みニュース】
■今、世界で最も物価の高い都市は?
・シンガポールとチューリッヒがニューヨークを抜き、今年世界で最も物価の高い都市となった。
エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)が発表した「世界生活費2023」報告書によると、シンガポールは、自動車購入費の高騰、高価なアルコール類、食料品価格の上昇により、昨年首位を分け合った米国を引き離した。
チューリッヒは、スイスフラン高や高価な食料品、日用品、レクリエーションなどの影響もあり、昨年の6位から1位に急浮上した。
■セブン&アイ、オーストラリアのコンビニエンス・チェーンを11億ドルで買収
・株式会社セブン&アイ・ホールディングスは、オーストラリアでコンビニエンスストア「セブン-イレブン」を運営する会社を17億1000万豪ドル(約11億円)で買収する。
セブン-イレブンは、子会社を通じてR.G. Withers Nominees Pty.からライセンシーであるConvenience Group Holdings Pty.を買収すると、木曜日の声明で発表した。買収は第2四半期中に完了する予定だという。
この買収は、飽和状態にある日本のコンビニエンスストア市場だけでなく、セブン&アイの成長を加速させるだろう。セブン&アイは、2020年にマラソン・ペトロリアム社のガソリンスタンド事業スピードウェイを210億ドルで買収し、2018年には米国スノコLP社のスタンドと店舗を33億ドルで買収している。
■不動産投資家が市場に復帰
・不動産投資家は、金利上昇の見通しにもかかわらず、全国的に記録的な空室率の低下に乗じて市場に戻っている。
豪州統計局によると、9月の新規投資家向けローンは2%増加し、前年同時期を2.6%上回った。
ABSのミッシュ・タン金融統計部長によると、今年2月から9月にかけて、投資家ローンの総額は持ち家ローンを上回る伸びを示した。
【最後に】
オーストラリアのセブンイレブンがついに日本クオリティになるのか???
全豪中の日本人がその時を今かと今かと待ち侘びていることでしょう。
単純に考えて、オーストラリアの人件費を加味するととてもじゃないけど日本のクオリティにはならないだろうけど、それでもその僅かな希望だけは捨てずに持っていたい。