10分でわかる海外ニュース 2024年1月1１日
オーストラリア在住20年目のtaroがお送りする海外暮らしのコラムと10分でわかる海外のニュース、オーストラリアの経済、不動産情報を翻訳＆まとめ。
ニュースの参照はここからhttps://www.bloomberg.com/asia
【本日の独り言】
みなさまおはようございます。
ついに息子が英語を話すようになってきた。
PleaseやThank youは当たり前に言えていたのだけど。
これまで普通に言えていた「おむつ」を「Nappy（オーストラリア英語）」、「ちょうだい」を「Give it」と言ってみたり、「お父さん、お母さん」を「Daddy, Mummy」と言うようになった。
上の2人でも経験した、日本語が英語になっていく例のやつだ。
文章で話すのはまだもうちょっと先だろう。
2歳の今はお友だちとお互い言葉が通じなくても幼稚園でなんとかなっているようだけれど、言葉をしっかり話す４、5歳にもなればまた困難にぶち当たるだろう。
【金融ニュース】
アジアの株価はまちまちで、日本株はウォール街の穏やかなセッションに続き、30年ぶりの高値を目指す展開となった。
日本のTOPIXは9月の日中高値を上回り、34年ぶりの高値をつけた。日経平均株価は、火曜日に1990年以来の高値をつけた後、2％近く上昇し、上げ幅を拡大した。アジアの株式指標は堅調だったが、中国のベンチマークは小幅に下落した。
米国株式先物はほとんど変化なし。S&P500種株価指数は0.2％安で火曜日を終えたが、ハイテク株比率の高いナスダック100種株価指数は同程度の上昇となった。
【ヘッドライン流し読みニュース】
■アマゾンのTwitch、従業員の約35％にあたる500人を削減へ
・Amazon.com Inc.のライブストリーミングサイトTwitchは、スタッフの35％、約500人を削減する構えだ。
早ければ水曜日にも発表される可能性があるこの人員削減は、Twitchの赤字が懸念される中、また数ヶ月の間に数名のトップが同社を去った後のことである。Twitchの広報担当者はコメントを控えた。
Twitchがアマゾンのインフラに依存しているにもかかわらず、月に18億時間のライブビデオコンテンツをサポートする大規模なウェブサイトの運営には莫大な費用がかかると、同社幹部は述べている。12月、Twitchの最高経営責任者（CEO）であるダン・クランシーは、「法外なコスト」がかかる韓国での運営を中止するとブログで発表した。
■今年日本で注目されるアクティビスト投資家のキャンペーン
・昨年が何らかの指針であったとすれば、2024年もまた、日本企業に揺さぶりをかけようとするアクティビスト投資家にとって多忙な年になりそうだ。
コーポレート・ガバナンスの改善とバリュエーションの向上を求める政府や機関投資家の圧力に後押しされ、アクティビスト投資家はより困難で注目度の高い投資を追求している。株主提案も昨年ピークを迎え、今夏の年次総会ではおそらく過去最高を記録するだろう。
「バンク・オブ・アメリカ・コーポレーションのアジア太平洋投資銀行部門責任者であるピーター・ゲンタート氏は、「私たちは、より顕著な活動の時期の始まりにすぎない。アクティビスト投資家は今、復讐心を燃やして戻ってきており、その理由は、彼らが価値を見出し、今回は状況が大きく異なると考えているからだ」。
■不動産価格上昇の中、QLD州の印紙税譲与上限引き上げを求める声
・クイーンズランド州の不動産価格の高騰は、印紙税の割引を受ける一戸建て購入者の数を「著しく制限」しており、業界団体は州の基準額を改定するよう働きかけている。
クイーンズランド州不動産協会は、現在の住宅価格を反映させるため、印紙税の減免枠を現在の50万ドルから少なくとも75万ドルに拡大するよう州政府に求めている。
REIQのアントニア・マーコレラ最高経営責任者（CEO）は、「エントリーレベルの不動産の平均価格は、2008年以来見直されていない50万ドルという最初の住宅購入者の譲許の現在のしきい値を急速に上回っている」と述べた。
PropTrackの最新の住宅価格指数によると、ブリスベンの住宅の中央値は12月に78万3000ドルに達し、2023年中に10.45％上昇した。
【最後に】
2008年からの15年で中央値が50％も上がっていて、そのときに作られたルールが通用しなくなっている。
オーストラリアでこういうことが起きると政府は法律を変えるなどして対応するし、国民の多くはそれに対して違和感なく受け入れることができている。
もちろん、既得権益のようなものもあり拒否する人もいるだろう。
果たして日本ではどうだろう？
変わるだろうか。変えることができるだろうか。
ものにもよるだろうけど、勝手な印象として変えられない、変わらない。
そんなふうに期待しなくなっている自分がいることに気が付く。