コリン性蕁麻疹の症状が改善した私の体験談

私がコリン性蕁麻疹を初めて発症したのは、高校3年生の冬、大学受験前でした。寒さが厳しくなり始め、ストレスもピークに達していた時期です。気温の低い日に体が温まると、肌がまるで無数の針で刺されるような激しい痛みが急に襲ってきました。通学で自転車を漕いでいる時、暖房の効きすぎた部屋にいる時など、体が温まると同時にこの症状が出てくるのです。この苦しさは大学受験のストレスをさらに増幅させました。

皮膚科を受診し、抗ヒスタミン薬を処方されましたが、効果はありませんでした。何度か皮膚科を変え、大学病院も受診しましたが、症状は一向に改善されず、日常生活に大きな影響を与え続けました。特に冬の寒い日には、どう対処して良いか分からず、悩む日々が続きました。

しかし、ある日体育でバスケをしたことがきっかけで、思わぬ発見をしました。体を動かして汗をかくと、かゆみと痛みが不思議と和らいだのです。それ以来、意識的にスポーツをしたり、サウナに通ったりして、汗をかくことを習慣にするようにしました。特に、運動して汗をかいた後は症状が和らぐことが多く、しばらくの間は痛みやかゆみを感じることなく過ごせました。ただ、汗が出るまでの間は、肌がピリピリとした痛みを感じ続けることもありました。特に寒い日には、運動を始めるときやサウナに入って最初に体が温まるときに、肌が針で刺されるような感覚に襲われました。それでも、毎日汗をかき続けていると痛む時間が短くなっていきました。

さらに、日常的に着る肌着にもこだわるようになりました。化学繊維の肌着を着ると肌がチクチクしてしまい、症状が悪化することが多かったため、私は綿でできた肌着を愛用するようになりました。綿の肌着は着心地がよく、敏感な肌にも優しく感じました。化学繊維の素材は今でもあまり好きではありませんが、これは私の肌質や好みの問題かもしれません。私的にはユニクロで売っている、肌面が綿でできている物が安くておすすめです。

結局、私にとって最も効果的だった対処法は「汗をかくこと」でした。薬ではあまり改善しなかった症状も、汗をかくことで症状が和らぎ、精神的なストレスも軽減されました。コリン性蕁麻疹は特に冬の寒い日に体が温まる瞬間に症状が現れるため、綿の服を着て、運動をして汗をかくのが私には合っていたようです。

現在は仕事で汗をかくためもあり、症状は出ていませんが、時々、症状が出る前のゾワゾワ?が出ることがあります。
同じ症状で悩んでいる人がいれば、この記事を参考にしてください。質問など、コメントでいただければお答えします。

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