【退職エントリー】好きなことに没頭した話

初めまして、shotaroです。
10月26日付で新卒で入社し、3年半勤めた会社を退職しました。
メイン業務はウェディングプランナーとして働いていましたが、採用・マネジメントにも携わってきました。
新卒でこれほどのチャンスをいただけたこと、そして自ら掴みにいけたことは大変人生にいい影響を及ぼしています。

改めて3年半人生を共有してきたメンバー、お手伝いをさせていただいたお客様。ご協力いただいたパートナーのみなさまに心から感謝しております。
ありがとうございました。

3年半でお手伝いした結婚式の数は112組。
大切な1日にこれほど多く携わらさせていただけたことを心より嬉しく思っています。
入社直後のメモ帳には"とめそね"と言うメモがありました。
多分"とめそで(留袖)"のことをメモしたのでしょう。
そんな僕がいまではブライダルプランナーという名刺の肩書きに恥ずることないレベルにはなりました。

多くの学びと共に、人生のことを深く深く考えた3年半でした。
感謝の気持ちを込めて学んだことを、この退職エントリーに書き綴っていきます。

後悔しない人生を

この3年半の月日の中で、業務を通して人生について考えてきました。
考えてきましたなんて言ったら僕の意識が高いように見えますが、人生について考える文化が社内に根強かった事が大きな背景です。

「意思を持ってコミュニティーに参加し、人生を共有する」
というのが入社前に問われる最初のポイントです。
"参加"という言葉がミソで、"入社"ではなく"参加"なのです。
同じ意味のように聞こえるかもしれないけれど、僕らにとっては全く意味の違う表現です。
"入社"は社(やしろ)に入ると書くので、元々あった場所に入っていきます。
"参加"は参上して加わるので意思を持って自ら動くわけですね。この言葉は僕の言葉ではなく、ボスが言っていた言葉です。

このような言葉の表現、捉え方は同じように表面上は聞こえますが、頭の中で区別して使うことの大切さも学びました。
今後の人生において、言葉を発していく上で大切にしていきたいし、人にも伝えていきたいです。
僕自身、自社の採用活動では学生に対して頻繁にこの話をしてきました。会社のイズムがわかりやすく表現されている話なのではないかと思っています。


そしてもう一つ僕が大切にしている言葉があります。
「仕事のための人生ではなく、人生のための仕事をしよう」
人生の大半を占める仕事と人生についてわかりやすく表現されているのでお気に入りです。
この言葉が素敵だなと思って以降、一つ一つの仕事に対して自分の人生にどんな影響を与えてくれるのかということを考えてきました。

例えば、メールの返信。ただ返信をするのでは作業ですが、お客様にとってのメールとは何かを考えます。
考えるポイントは
丁寧な返し？スピード感？補足情報や聞かれてもいない今後のスケジュールをリマインドすること？
相手の立場に立ち切って考えます。
上記のことは仕事においてのメールだけではなく、人生においてもコミニケーションを取っていく上で大切な要素だと考えます。
このように仕事と人生を切り離して考えずに、人生の中の仕事として考える癖を練習してきました。


そして、人生のテーマとして僕が掲げたのは【後悔しない人生を】です。
月並みな言葉ですが、とてもしっくりきています。
"好きな事で生きていく"なんて言葉も流行りましたが、僕は【後悔しない人生を】という言葉を大切にしていきたいです。

後悔しないというのは好き勝手に感情のままに生きる事ではありません。
自分の意志の力で、自分の人生をコントロールする事です。

僕は今まで自分以外の何かのせいにして、できない自分を直視してきませんでした。
高校時代にはイベントサークルの代表をやっていましたが、周りの大人のせいにして逃げるように辞めました。大学生の頃にはwebメディアの会社のインターンに参加していたものの、成果物を残さず一生懸命に頑張った！という気持ち論だけで期間を終了してしました。

どれもこれも、自分は一生懸命だったが○○が悪いと何かに責任を押し付けてきました。
就職活動を開始する頃の僕は、うまくいかないことの理由を自分以外の何かに置き換え、できない自分を直視しない成功体験ばかりを語るハリボテな自分になっていました。

そんな自分の中で湧き出る感情は
「あの時にこうしておけばよかった、こうだったら違ったのに」
などのタラレバ論の後悔ばかりでした。

そんなことをひっくるめて【後悔しない人生を】というテーマ決めをしました。
自分を変えようと思い2017年4月に右も左もわからないウェディング業界へ入社しました。

意図を持って行動する

2年目の上司に言われて以降、とても大切にしてきた考え方です。
マネージメントをしていた時には、口酸っぱくメンバーに繰り返し伝えてきました。

仕事だけに限らず、行動全てに意図を持つことが大切だと考えています。
僕なりの解釈をここに残します。

何事も行動(原因)があって結果があります。
最近話題の映画"TENET"ではこの因果関係が物語の主軸になっていましたね。めちゃくちゃ面白かったです。
SFの世界ではないので、勝手に結果は現れません。

結果は結果でしかなく、成功も失敗も何かしらの形になります。ですが、大事なのはそこに至るまでのプロセスなのではないでしょうか。
ただ意図がなく行動をしてしまうと、プロセスを振り返りたくても、何がダメだったのか？何がよかったのか？考えられません。
つきつめれば、結果は良かったけれどもプロセスの中に実はうまくいかなかったこともあったかもしれないのに、気付くことかできなくなってしまいます。

人生の経験は再現性の高さで価値が変わります。
もちろん運が味方してくれたこともありますが、意図を持つことでどの部分において運が良かったのか分かります。
意図を持って行動することで、次の行動を起こす際の判断基準になります。

僕はいまでも感情に流されてしまいます。
なのでオフィスの喫煙所で上司に言われた
「意図を持って行動をする事」
を常に頭の中で唱え続け、再現性の高い自分になっていきます。

偉そうに言うことは大得意

ここまでめちゃくちゃ偉そうに書いてきましたが、これが僕の得意なことでもあり最大の欠点でもあります。
何者でもない自分を、なんとか大きく大きく見せようとしてきたことで身につきました。
気付くことから、変わろうと意思を持って行動することでしか人は変われません。
「こいつ口ばっかやんけ」なんてことは、ある程度生きてきた人なら僕は見透されていることでしょう。

大切にしていきたい言葉を体現すべくこれからも頑張っていきます。

なぜ退職という決断をしたのか？

コロナという未曾有の事態を受けて、自分にできることはなにかを改めて考えました。
営業としては受注率(成約率)を35％〜40％ほどコンスタントに出せるようになり、力を付けてきたと実感しました。
でもそれは会社と言う看板の上で、本当に素敵なサービスを売っていたからに過ぎません。
僕1人で世界にどんな価値が提供できるのか？と考えてみても、なにもありませんでした。

自分が掴み取りたい世界を築けていくことができているのか？疑問に感じましました。
今の自分は井の中の蛙なのではないか？
先輩が作り上げてきた歴史と素敵なサービス、勤続年数と共に身に付けられた知識の上にあぐらをかいているのではないかと考えました。

人生最後に笑って悔いがなかったと言えるようになるためには、自らで価値を生み出せる人間になりたいと思い、新たな場所での挑戦を決意しました。

これからのこと

また偉そうに書きましたが、仕事は決まっていません。

ただ、僕がこの世界に届けていきたいことは決まっています。
【死ぬ時に笑って、いい人生だった】と言うことができる人を、1人でも増やしたいです。

営業の仕事や採用・マネージメント、いままでの人生を振り返ったうえでも僕が好きなことは人の話を聞くことです。
その中でも、どんな意思決定をしてきたのか聞く事が大好きです。

最近、高校や中学時代の友達と意識的に会う機会を増やしました。
会話の中で今に至るまでの話を聞いてみると、それぞれに譲れない大切なものを判断基準に意思決定をしていました。
「なんとなくで生きてきたよ〜」なんて話し始めた友達も、なんとなくなりの基準があり、判断をしてきているのです。
どれを聞いてもとても素敵な意思決定でした。
そこに、人それぞれの大切なものがあると感じています。

それらに気づき明確な意志の力をもって人生を選択していけば
【後悔しない人生】【死ぬ時に笑って、いい人生だった】と心から言えるのではないかと考えています。


業界としては人材かな？と思ってはいますが、浅はかな知識から絞り出しているのでこのnoteをお読みになった方で、こんなのもあるよ！という事であればコメントください。
そして東京でよろしければ、是非今までの人生・意思決定の基準をお伺いさせてください！
twitter:taro_0524

おわりに

会社や一緒に働いてきたメンバーには様々なご迷惑をおかけしてきました。申し訳ございません。
そして、人生において大切にしていきたいことを本当に数多く学びました。
本当にありがとうございます。

このnoteに書いたことは、ほとんどが先輩方の受け売りです。
こういったことを考えさせてくれる会社だったから、そう思ってきたのではありません。
僕が大切にしていきたいと思えた事は、これからの人生ずっと大切にしていきます。
だからこそ、自分が大切にしていきたい考えや言葉を僕が体現できるよう、また今日から一生懸命に生きていきます。

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