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こむぎがかわいい。

ここ半年くらいニチアサが非常に楽しくて毎週日曜日が待ち遠しいという生活を送っています。
その始まりである朝8時半から放送されているわんだふるぷりきゅあ!の主人公である犬飼こむぎがかわいすぎるので朝からワンダフルな気持ちで過ごせている今日この頃です。

犬なんだよな。

主人公でありキュアワンダフルに変身して日々ガルガル(最近ではガオガオーン)になった動物を助けている犬飼こむぎだが、彼女は犬飼いろはの家で暮らしている(犬種はパピヨン)なのである。
なんとこのアニメ、犬を主人公に据えて変身ヒロインをしているのだ。
最初にその情報を見た時は素直に驚いたしちょっと面白くて笑ってしまった。初めて動いているのを目撃したのは全プリキュアライブで登場したキュアワンダフルがステージで遊ぶ姿であったが、デザインも相まってめっちゃ犬!もうどっからどう見ても犬!スーツアクターさんすげぇってのと立体になった時の犬感が凄すぎてデザインがあまりに秀逸だなって感心した記憶があります。
ただ人間の姿になれることも公開されていたので本編中でどこまで犬なのかって部分についてはそこまで期待していなかったこともありました。この手の人間の姿になれたり、人語を理解して会話できるタイプのキャラクターってどうしても人間臭くなりがちだって印象が強かったんです。
いざ本編を視聴したら犬の姿のこむぎがあまりに忠実に犬の仕草をしていて驚きました。私は中学生の頃から社会人になって家を出るまで実家で犬を飼っていたこともあって、犬がしがちな仕草っていうのに理解がある方だと思うんですけど実家にいた犬がしていたような仕草をこむぎがめっちゃしているんですね。寝姿なんて完全に犬のそれでしたし。脚色されていそうに見える場面だと家を出っていた飼い主が通る道が見える窓から覗くとかやる子は本当にやりますし。うちの犬はベランダから人が帰ってくるのを見つけると玄関まで走って出迎えに行ってました。たまに人違いするのもかわいかったですね。
それで1話を見ている途中から私思いました。
あ、このアニメまじで犬を描いてるぞ。
その上で犬が取る行動に対してどんな心理状況なのかって犬側の気持ちに真剣に向き合って想像して描いてるんですよね。
だからこそ1話のこむぎが変身するシーンなんかはめちゃくちゃ感情移入しちゃうしいろはちゃんを助けることが出来た姿に心底感動することができるわけです。
そして人の姿になっていろはちゃんとお話しできるようになったこむぎにしても言動がそのままであまりに犬っぽい。というか犬にしか見えない。不思議な力の助けもあって中学校に通うことになってもその犬っぷりを遺憾なく発揮している。
基本的に思考は単純だしすべてが遊ぶことに繋がる感じは幼児というのともちょっと違う絶妙なバランスで犬だって知ってたら犬にしか見えないし、もし犬だってことを知らないで実は犬なんだって言われてもたぶん受け入れられるくらいに犬なのだ。

犬だからこそ。

こむぎが犬であるからこそ人間の言葉を喋って考えを示してくれることにとても意味を感じるし何より愛おしいものになっていきますよね。
思考が単純なのでこむぎの喋ることってほとんどが自分がこうだったからという経験から来るものと、単純に疑問に思ったなんで?がほとんどです。
ガルガルを宥めるのに優しく抱きしめるのも自分がされたら嬉しかったからだし、落ち込んだいろはちゃんに対してはこむぎはこれで元気になったからってぎゅーってしてくれるんですよ?
あまりにかわいいし愛おしい。
向けた愛情がそっくりそのまま跳ね返ってくる感じはほんとうに愛おしい。この考えは人間のエゴの部分が大きく占めていると分かっていてもあながち嘘や綺麗事だけでも無いと思うし思いたい。自分が犬と暮らしていたから殊更にそう思うのかもしれないけど、犬ってのは向けられた感情にはかなり敏感でこっちが警戒すれば向こうも警戒するし、叱ろうとするとしっかりかまえて怯えるし、褒めようとすれば寄ってくるし、嬉しい時には向こうも喜んでくれてるような気がするし、言葉が通じてなくてもコミュニケーションが取れるんだと思えるものなんです。
だからこそいろはちゃんの愛に対して愛で応えてくれるこむぎがあまりにかわいいし愛おしいってわけです。
こむぎに自分の家で飼っていた犬を重ねて見てるつもりはないけど(大きさから似ても似つかんし)、こむぎがあまりにかわいいと思うのは犬と暮らしていた経験が大きいとは思います。
本当にこむぎが何かするたびにかわいいと思うし愛おしい。

こむぎは人間の言葉を理解して喋ることが出来るようになったので対話もできます。
印象的なのはユキがたとえまゆに嫌われても私はまゆが幸せならいいと言うのに対して、まゆが大好きならそれは違う、こむぎは大好きないろはに嫌われたら悲しいと言います。
真理だなぁ。
誰の目にもユキが強がっているのが分かる場面だが、ユキの気持ちを汲んだらその強がりも尊重してあげたいと思うのもコミュニケーションだと思う。しかしこむぎはそんなユキの思考の裏なんてお構いなしにNoを突きつけることができるんですね。それも相手を蔑ろにしてるわけじゃ無く、こむぎだったらそんなこと思うわけないのにユキがなんでそんなこと言うのか分からないからという単純な疑問が思い浮かぶからなんだと思います。
自分がこうだから相手もこうであるとは限らないけど、単純な考えゆえにこむぎの言う自分がこうだったからは大体の場合でそうだよなと思えることが多いです。
こむぎはいつだってその単純だけど純粋な直球思考で大切なことに気づかせてくれる。
こむぎのこういうところが本当に大好きなんだ。
こむぎの言動はこむぎが犬であるからこそできる表現ばかりなんですよね。
本当にかわいいし愛おしい。
そんなこむぎをいつまでも見ていたい、見守っていたいと思います。
本当にかわいいし愛おしい。

こむぎ…

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