人生を残バッテリーで考える
人生は短いようで長くて、人生が一体どのくらいのステージにあるのか、当事者には分からないものです。
私は30代半ばですが、もう30年も生きたのかとも思えるし、あと50年もあるのか、とも思えます。
今から振り返ると「20代は若かったー」と思えますが、40代になった自分に言わせれせば今の私もまだまだ青二才なのでしょうか。
一方で、スマホのバッテリーについて考えてみます。
スマホのバッテリーの残量は単純明快です。
100%から始まり、0%で力尽きます。電池残量に合わせて行動ができるので、出先で50%以下になるとちょっと不安になって、帰りのGoogleマップを使うために電池をセーブするかもしれません。
なるほど残量が数字で表されているから、見通しがつきやすいわけです。
でも人生も同じように本当は残量があるはずです。
本来は、あと何年生きるかは分かりませんが、明日死ぬ確率や100年後も生きている確率は何だか低そうに思えます。ここはとりあえず日本人男性の平均寿命82歳を残量0%と置いてみましょう。
そんな感じで人生をバッテリーで表示すると、なんだかギョッとしてくるので紹介したいと思います。
人生をバッテリーで考えると
まず私の年齢を35歳ということにします。
人生82年とすると、残電池は57%。
第一印象はかなりもう少ない…ということ。
さらにいうと健康寿命は日本人男性は72歳です。人生を72年としてみましょう。
すでに半分です。
では、定年を仮に65歳としてみたらどうでしょうか?(私たちの世代はもっと長くなっていると思いますが)
残バッテリー46%(対 65歳定年)
充電できない
私はこの残量を見て、むちゃくちゃ充電したくなりました。
でもバッテリーと違うのは人生は充電ができないということ(息抜きという意味での充電ではない)
できることは、健康寿命を伸ばすために心身を健康に保つこと、くらいでしょうか。
人生の後半は体感が速い
もう一点、気にしておきたいのは、人生のスピードです。
こどもの頃に比べて、30代の方が1年が圧倒的に速いです。そして、このスピードはこれからもっと速くなるでしょう。
そう考えると私の残りの52%残量は、体感的には40%や30%ということなのかもしれません。
逆算して何をしたいか考える
私の知り合いでこういっている人がいて、妙に納得しました。
「余生のために楽しみを取っておくなんてアホらしい。20代30代が一番エネルギッシュなのだから、なぜそこでやりたいことをやらないのか」
あと52%残量だとすると、躊躇している暇なんてないはずです。本当にやりたいことは、今すぐにやるべきだと思います。
最後に注意
注意として、今回は平均寿命なので、中央値ではありません。平均値は若くして亡くなった方も計算に入りますので、平均寿命よりも中央値が長くなる傾向にあります。またもちろん今後の医療が発達して、100歳以上まで生きる方もたくさんおられるでしょう。
その部分はあしからず。
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