フィリピン株価指数PSEI目標8,500ポイントに上方修正


2024年第2四半期の強い業績結果を受けて、アナリストたちは企業の業績予想を引き上げています。9月には市場のコンセンサスによる業績予想が1.7%上方修正され、年初来で4.9%の増加となっています。

このような動きを背景に、企業のボトムアップ型コンセンサスによるフィリピン株価指数の目標値も、月初の8,354ポイントから8,438ポイントに1%引き上げられました。現在の市場レベルから14%の上昇余地があると見込まれています。

また、アナリストたちは2024年および2025年の1株当たり利益(EPS)成長予測も12%に上方修正し、それに伴い年末の株価指数目標を7,500ポイント、12ヶ月の目標を8,500ポイントに引き上げました。

さらに、特に上昇の可能性が高いとされる銘柄には、URC(ユニバーサル・ロビナ)、GTCAP(GTキャピタル)、SMPH(SMプライム)、SM(SMインベストメンツ)、JFC(ジョリビー・フード)、MONDE(モンデ・ニシン)、CNVRG(コンバージ)が挙げられています。これらの銘柄は、アナリストによる目標値に基づいても、依然として投資家にとって魅力的な上昇余地があると考えられています。

現在の市場環境では、業績の上方修正が株価の上昇を促進しており、特に選りすぐりの銘柄への投資が有望視されています。各企業の業績の強さと、アナリストの予測に基づく目標値の見直しにより、投資家は引き続き市場に対して楽観的な見方を維持しているようです。

本記事は、フィリピンの証券会社・ABキャピタル証券の20241021のレポート・ The Opening Bellから抜粋、要約したものです。

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