カプセル化って、private修飾子って…
黒本5章に入り、頭が爆発💥しました。
わぁ〜!分からん。解説読むと頭が割れそうになる。
チャットAIくーん、助けて!
『JAVAでprivate修飾子を使う必要がある場合をサンプルコードと共にわかりやすく説明してください。』
私たちがオブジェクト指向プログラミングをする際、クラスのデータやメソッドをカプセル化して、外部からのアクセスを制限することがあります〜データの隠蔽。それを実現するために、Javaではアクセス修飾子を使用します。private修飾子は、クラス内部からのみアクセス可能なメンバ変数やメソッドを宣言するために使用されます。
以下の例では、Personクラスを考えましょう。
public class Person {
private String name;
private int age;
public Person(String name, int age) {
this.name = name;
this.age = age;
}
public String getName() {
return name;
}
public void setName(String newName) {
name = newName;
}
public int getAge() {
return age;
}
public void setAge(int newAge) {
age = newAge;
}
}
この例では、`name`と`age`という2つのプライベートなインスタンス変数が宣言されています。これらの変数は外部から直接アクセスすることはできませんが、パブリックなgetterとsetterメソッドを使用して間接的にアクセスすることができます。
public class Main {
public static void main(String[] args) {
Person person = new Person("John", 25);
System.out.println(person.getName()); // John
System.out.println(person.getAge()); // 25
person.setName("Mike");
person.setAge(30);
System.out.println(person.getName()); // Mike
System.out.println(person.getAge()); // 30
}
}
mainメソッドでは、`Person`オブジェクトを作成し、getterとsetterメソッドを使用して`name`と`age`にアクセスしています。しかし、直接`person.name`または`person.age`を使用してアクセスすることはできません。これにより、外部のコードが無効な値をセットしたり、内部のデータを設定したりすることを防ぐことができます。
要約すると、private修飾子はクラスのカプセル化を実現するために使用されます。データやメソッドをアクセス制限することで、データの整合性とセキュリティを確保することができます。
カプセル化とデータの隠蔽の関係は?
カプセル化は、オブジェクト指向プログラミングにおいてデータとその操作(メソッド)を一体化させる概念です。データの隠蔽(データカプセル化)は、カプセル化の一部として、外部から直接アクセスできないようにすることです。
データの隠蔽は、プログラミングにおいて非常に重要です。なぜなら、外部から直接データにアクセスできると、データが誤って変更されたり、不正な操作が行われたりする可能性があるからです。データの隠蔽により、オブジェクトがデータを独自に管理し、外部からのアクセスを制限できます。
例えば、銀行口座のクラスを考えてみましょう。口座の残高というデータを直接外部からアクセスできると、誤って負の残高になったり、意図しない変更が行われたりする可能性があります。しかし、データの隠蔽を行うことで、銀行口座クラスには残高を変更するためのメソッド(例えば、withdraw(引き出し)メソッドやdeposit(預け入れ)メソッド)があり、外部からはこれらのメソッドを通じてのみ残高を操作できるようになります。
このように、データの隠蔽はデータの安全性と整合性を保つために重要です。カプセル化は、データとその操作をオブジェクト内に閉じ込める概念であり、データの隠蔽はカプセル化の一部としてデータのアクセスを制限する役割を果たします。
データの隠蔽ってprivate修飾子を使うって事でいいの?
はい、正解です。データの隠蔽を実現するためには、private修飾子を使用します。private修飾子をデータメンバに適用することで、そのデータにはクラスの外部から直接アクセスすることができなくなります。
つまり、private修飾子が付けられたデータは、そのクラス内のメソッドからのみアクセス可能となります。このようにしてデータの隠蔽が実現され、外部からの不正なアクセスや誤った変更を防ぐことができます。
なお、隠蔽されたデータに外部からアクセスする必要がある場合には、publicなgetterやsetterメソッドを使用することが一般的です。これによって、データの読み書きは制限されたメソッドを介して行われ、データの整合性やセキュリティが保たれます。