子どものあなたがSCP財団Wikiを読む前に知っておいてほしいこと
※この文章を読むときにだいじなこと
この文章はWikiのルールやガイドラインではありません。
わたしはあなたの先生や親ではありませんから、これを読んでどうするかはあなたの自由です。
しかし大人になるまであなたは、自分の知らないことを知っている大人のアドバイスを守らなければいけないときがあります。それがいつなのかということも、あなたが考えなければいけないことなのです。
この文章でつたえたいことのまとめ
SCP財団日本語版Wikiは、小さな子どもにとっては心に深い・重いキズがのこるような文章にぐうぜん出会ってしまうかもしれない場所です。物語から外にもちだしてよいことと、わるいことのちがいが分からない子どもが、親の目のないところでなんども行くのはおすすめしません。
Wikiは「大人」がたくさんいる場所であり、せい長とちゅうの子どもたちのためだけの場所というわけではありません。
Wikiのサイトメンバーは「大人」としてみられますが、大人としてふるまうには、なれがいります。そしてWikiは「大人」になる方ほうを学ぶ場所ではありません。まずは学校で学びましょう。
SCP財団は子どもたちにも広まっています
これまでSCP財団(SCP Foundation/以下SCPF)は学生や大人たちのしゅみでした。しかしサイエンスフィクションとホラーが決して大人たちだけのものではなかったように、さい近のSCPFはインターネット上の動画や本屋さんの本を通じて、子どもたち=生徒・児童のみなさんにも広がっているようです。
はじめはWikiからSCP財団は広がりました
調べものが好きなひとであれば、これら本や動画の元となる作品がインターネット上にあることも知っているでしょう。
そう、SCP財団日本語版Wiki(以下SCP-JP)です。
ここでは外国のSCP作品のほんやくがされたり、日本語オリジナル作品が作られています。
もちろん、ここにのっている作品は自由に読むことができますし、ルールを守れば、この作品をもとに新しい文章や動画、絵を作ることができます。
子どもたちに読むのをおすすめしない作品もWikiにはあります
ただ一つここで注意してほしいことは、SCP-JPは生徒・児童のみなさんのためだけに作られているサイトではないということです。
たとえばえい画やゲームなどは年れいによって細かく、作品を見ていい人を分けています。しかしSCP-JPではざっくりと18才以上かそうでないかしか分けていません。
大人にとっては大したものではないけれども、子どもたちにとっては、心に深い・重いキズがのこるようなとてもこわい/らんぼう/エッチな文章にぐうぜん出会ってしまうかもしれない、SCP-JPはそんなところでもあります。
こういうものを読む人は、物語から外にもちだしてよいことと、わるいことが分かる人であるべきでもあります。あなたはそのような力がある人でしょうか。
ないのなら、SCP-JPではないところでいつものようにSCPを楽しむという道をえらぶのがいいのではないでしょうか。
「成人向けコンテンツ」は読んではいけません
その上で読むと決めた生徒や児童の皆さんへ。
下のようなページを見つけたら、すぐにもどるボタンを押してください。
みなさんは書かれた先のリンクをクリックしてはいけません。その先は18才以上の人が読む文章がのっています。
Wikiは新しい作品が生まれる場所です
また、SCP-JPでは、外国でつくられたSCPの作品がほんやくされたり、日本オリジナルのものが作られています。作品に感想をかいたり、投ひょうをしたりすることもできます。
このようなことをするためには「サイトメンバー」にならなければなりません。サイトトップの一番上に書いてありますから、知っている人やなり方を調べた人もいるでしょう。
Wikiには守らないといけないルールがあります
しかしまってください。SCP-JPは新しいメンバーをよろこんでむかえますが、子どもたちがサイトメンバーとして活動できるかというと、それはむずかしいものです。
作品への投ひょう(Vote)ぐらいであれば、とくにむずかしくはありませんが、作品をつくったり、作品に感想を書く時は、SCP-JPだけのルールや文化をしっかり知らなければなりません。
これらのルールをやぶったときは注意をうけますし、あまりにもひどいときは、サイトから追い出されてしまいます。
サイトメンバーになるということは「大人」になるということで、むずかしいことです
SCP-JPで活動する「サイトメンバー」の多くは高校生・大学生や大人といった子どもより年長の人たちです。
サイトメンバーになるということは大人たちにかこまれて、大人たちのルールを守るということです。
サイトメンバーは、自分が何をするかを自分で決められますが、うらがえせば、なんでもじぶんひとりでなんとかしなければいけないということでもあります。
サイトメンバーになることをあせってはいけません
自分で全てなんとかする。ルールを守る力と、自分にまかせられたことや自分のせいでふりかかってきためんどうなことをさいごまでやりきる強い気持ちをもっていなければ、長くSCP-JPのサイトメンバーでいつづけることはできません。
それを持っていないのであれば、学校などのいつもの生活から学ばなければなりません。SCP-JPはそのような学びの場ではありません。
学び終わった後でもサイトメンバーになることはできるでしょう。
なにより、大きなしっぱいをしたときには、子どもだけでなくサイトメンバーや親をはじめとしたまわりの大人たちもきずつくものです。
あせらないでください。
まだあなたがサイトメンバーになるちからをもっていないとしても、みらいのサイトメンバーたちはせい長したあなたをおおよろこびでむかえるでしょう。
…そして、それでもSCP-JPにチャレンジする子どもたちへ
それでもSCP-JPにチャレンジするというじしんのあるひとも中にはいることでしょう。
いつだって子どもは大人のアドバイスをむしして、じぶんのちからとせかいをひろげていくものですからね。
そんなあなたに、これだけは守ってほしい、紳士(しんし)とギークのことわざをそれぞれひとつおくりものとしましょう。
マナーが人をつくる
RTFM=マニュアルをよみやがれ
カッコイイ人間であるかどうかは、うまれた家や着ている服によって決まるのではなく、ほかの人をきづかうこころやルールをまもるちから、どりょくによって決まるものだ。
というのが、「マナーが人をつくる」ということわざの言いたいところだとわたしは思っています。
しかしマナーというものは、かってに学べるものではありません。
「RTFM=マニュアルを読みやがれ」。
SCPのルールを学ぶには「サイトルール」やそのほかガイドラインをじぶんから読みに行くしかありません。
なにより、SCP-JPにおいて新人が持つぎもんのほとんどはサイトルールとガイドを読むことでかいけつできます。
SCP-JPはほかの人と力を合わせてなにかをやりとげるところでもありますから、ほかのひとからカッコイイひとと思われることはあなたにとっておとくです。
そして、ルールをやぶればそれなりのバツがあります。
マナーとルールを身につけて、少しでも長く楽しくSCP-JPライフを送ってください。
読んでくれた親御さんへ
正直なところ、子どもは大人が考えもしない経路で、あまり与えたくない情報を得ては、一回り大きくなっていくものです。
・立ち聞きした先輩の会話
・ふと目に留まった検索結果
・古本屋のR15↑コーナー
・親類の書棚の新書にあったハッキリは書かない████の描写
・はっちゃけた大人がSFやホラー、ファンタジーに差し込んだCEROへの挑戦状
これらが今も昔も溢れかえっている社会において、子どもに与える情報をすべてフィルタリングすることは不可避でしょうし、そうやって私も貴方も育ったのではないでしょうか。
ただ読むとしても、大人になるまで「ちょっと冒険しちゃったけどいい思い出だったな」と心に秘めておくぐらいの付き合いをしてほしいと私は思っています。
そうでないと、本人だけでなくまわりの人間を巻き込んだ大騒動になってしまい、将来に禍根を残すのはいうまでもないですから。