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ほんとに資格、必要ですか?と疑ってみる

ヨガ業界を10年以上眺めていて、どんどんと時代や潮流が変わってきたのを感じます。今やRYT200(全米ヨガアライアンス、主流のヨガの資格のひとつ)はスタジオなどで業務委託契約をしたいという時には最低限の資格となりました。私が初めて資格を取る時(10年以上前)にはまだRYTを取り扱うスクールも多くはありませんでしたが、今はオンラインも含め、かなり多く存在しています。

今回はそもそも資格って必要?というところから考えます。あ、アナーキーですかね。確かに、そうかもしれません。いやでも、目の前にあるものが必要なものなのかどうなのか、根底に遡って考えていく、そういう姿勢はとてもヨガっぽいと思いませんか??

ヨガの資格は国家資格ではありませんから、極論、誰だって、今この瞬間から、ヨガインストラクターにはなれてしまいます。そういう世界です。

ちなみに私は、いくつか資格を持っています。全部いっぺんに取ったのではなく、少しずつ増えていきました。これからも、増えるかもしれません。現在保有しているヨガの資格は以下の通りです。

E-RYT500
RPYT
YACEP®️
RUCアカデミー認定ヨガニドラ講師
IHTAマタニティヨガインストラクター
YOGAed.キッズヨガPI1修了

見る人が見ればわかると思いますが、色々なスクールで資格をとっています。(RYTも200と300では違うスクールを選びました。)また、私自身スクールでは、RYTの講座を担当していました。その他現在も、資格講座のカリキュラムの作成、提供もしています。

とはいえ、もちろん全てを知っているわけではありませんので、全ての記事においてそうですが、個人の意見として参考にしていただければ幸いです。まずは、教えを疑う。自分で、考える。これもヨガの学びに大切な姿勢です。

資格ってなくちゃならないもの?


結論から言うと、上記に述べた通り、NOです。でも、やっぱりあったほうがやりやすい、と私は思います。理由は二つあります。

一つ目は、その人がどんな先生なのか、どんな学びをしてきたのか、どんなヨガのスタイルを好むのか、が資格一覧を見ると、なんとなく見えてくるから、です。つまり、自分のことを知ってもらう、またはアピールするための一つのデータです。

これからヨガ始めようという人はまだ資格一覧を見てもピンとこないかもしれませんが、目が肥えたヨガの生徒さんたちは、割と見ていると思います、資格。

RYTに関しては内容が見えてこないので、あるorなし、でしか判断できませんが、その他のスクール独自の資格や専門性のある学びに関する資格、また、特定の流派の資格などは、自分を理解してもらう一つの方法です。

生徒さんは自分の求めるものと近い先生を選びたいと普通思いますから、プロフィールをチェックする可能性は大いにあるかと思います。

ちなみに私は知らない先生のクラスを受けたいと思ったら、やっぱり確認します。その人がどれだけ学びを重ねてきたかを、まずはざっと見たいです。RYTに関していえば、ヨガを学んできた時間だけでなく、インストラクターになってからの(登録してからの)年数や、指導時間もある程度判断できます。(この辺りはぜひご自分でも調べてみてください。)

私はE-RYT500(RYTで取れる最高資格)でアライアンス登録をしていますので、特に専門性のないふつーーーーのクラスであれば、それ以上の先生をできれば選びたいと、正直思います。とはいえ、資格のランクなんて関係ない場合も多々あります。これは、自分が資格を持つ時にもとても重要なことですね。


資格を持ってた方がいい二つ目の理由は、もし業務委託などでスタジオでのレッスンを持ちたいと思っている場合、資格がないと大体の場合は面接さえも受けられないからです。卒業見込みでOKとか、そういう寛容なところもありますが、大体は資格があることが採用の条件かと思います。なので、もし業務委託で働きたいと思っているならば、資格は必要です。

ただ、「最初っから自己流でやり切るんだい!」「オリジナルヨガを広めるんだい!」みたいな気概のある方は、まるっきり必要ありません。むしろそのオリジナルメソッドや、独自のヨガの資格を世に提供する立場になっていくでしょう。それもとても素敵なスタイルだと思います。

冒頭にも述べたように、現在多くのスタジオでは”RYT200”を採用の最低条件としているように思います。というわけで、次回の記事では、どんな資格をとったらよいのかについて考えます。


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