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女たちの記憶喪失ポイント

Beloved ♡

(お名前の登録がない方は♡さんになってます。m(_ _)m)こんにちは!魔タリカ880歳、魂のR指定です。

最近大先輩に手を引かれてクラブハウスに出没しました。先輩のソツのないホステスっぷりがなければ、私はすぐに尻尾を巻いて退散してしまったかも。修行が足りませんわ。♡はもう体験しましたか?オモシロかった?

さぁマニアックな探求者の皆さん、私たちは再びローカルでの子宮的冒険を続けましょう。ちょっと固い話ですが、すごく大事なポイントなんです。

聖書でもまた、経血を花と呼んで(レビ記)子宮の果実の先ぶれであり、月の花で、未来の世代の霊魂を神秘的に内包している、ということです。

これが、一族が母系によって存続するという中心的な概念でした。

古代の女性たちが主導していた母系制社会は、今でも世界の片隅にひっそりと残っており、中国のモソ族、マレーシアのパジャオ族、スマトラのミナンカパウ族、フィリピンのパラワン族などが知られています。

結婚について書いた時にモソ族に少しだけ触れています。この経血の秘密を血筋に残している熱帯の部族も、今や風前の灯火なことは間違いありません。

日本でも、三万年続いたと言われる縄文時代は武器も見つからず、戦いがなかったことからみて、明らかに母系制社会だと言われています。その後も平安時代あたりまでは大いに女系の伝統を残していたことは、光源氏が蝶よ花よと女性の間を徘徊(失礼)していた源氏物語の背景から察することができます。男たちの仕事は煌びやかな種まきであって、家と社会を維持するのは女性たちの仕事だったのです。

文明の根源では、群を一つにまとるための絆は母子関係のみで、父親という概念がなかったため、受胎に男性が必要だとは考えられていませんでした。セックスで結びつく相手というのは、一時的な性欲でしかなかったのです。

受胎は神聖な霊の力によって起こり、女性のみが生命を生むという神の力を持っていると考えられていました。シベリアの女性シャーマンは、自分たちは聖なる石の力によって妊娠するといい、受胎についての知識を語った白人を嘲笑しました。(キリストが父親なしで産まれてきた、という考えは、このような古代の伝統から来ているのだと言われています。精子と卵子の受精について明らかになるのは18世紀の顕微鏡の発明まで待たねばなりません。)

最も原始的な文明の始まりにおいては、女性が全ての魔術的手段を持ち、鋤や鍬を巧みに使って穀物を栽培し、野生の植物を栄養分に富む品種に改良し、生産者、貯蔵者、農作物の分配者として村や共同体を発展させてきました。乳房を象った丸い容器を作り、衣服を編み、住処を作り、土地を価値あるものに変え、氏族の忠誠の基盤として母権制の社会を発展させてきたのです。古代の太陰暦、月の暦は生理と一致するので、女性たちは、種まきや収穫時期、いつ川が氾濫するのか、という宇宙の動きを体の内で知っていたのでしょう。暦を制するものが、世界を制すると言います。

男性たちは自らを、生殖のためには不必要で無価値だと信じていました。彼らの仕事は狩猟と、村を護衛することです。女たちが徐々に子育てや養育に専念して家から出なくなると、男性たちが力を持って権勢を振るうようになり、女性たちは力と尊厳を失って行ったと考えられています。(その辺りは生命科学者の福岡伸一さん著「できそこないの男たち」も面白い)

暦がグレゴリオ暦(今のカレンダー)に変わる紀元前46年あたりには、すっかり世界は男性主導の社会に変化していったのです。

女性主導の社会が3万年、男性主導になってから二千年くらいだというのに、私たちはすっかり記憶喪失ですが、今、宇宙は変化を促しているように思います。あなたはどんな世界に生きていきたいですか?

Love♡

Tarika

2021 年2月17日発行メルマガより

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