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かまどの中の女神
Beloved ♡ さん
こんにちは!魔タリカ880歳、魂のR指定です。日々暖かく爽やかな気温になってきましたね!
でも夜になるとグッと気温が下がって温かい飲み物や食べ物が欲しくなります。日本の気候はもっと穏やかだったはずなんですが、あの3.11以来、陽射しや雨、雲の姿形まで、鮮やかさと強烈さを増しているような気がしてなりません。
そんなふうに地球が強烈さを増しているのだとしたら、地球の一部としての人間の感情、それに伴う経験も鮮やかさを増しているのでしょうか?科学の進歩は鮮やかに強烈ですが、人間はどうなんでしょう?
うん、今私たちは絶賛Covid-19による揺さぶりを受けてますね。ウィルスに人間の思惑や政治も乗っけて、複雑怪奇な迷走的現状を作り出す様は、進化なのか退化なのか、微妙なところです。
こんな時、私たちがどれほど瞑想的に気づきを重ねていけるのか、が魂の成熟への鍵なんじゃないでしょうか。
コロナリトリートが2年目に入って、じっとしているのも飽き飽きなんですが、当初の予想通り、スペイン風邪と同じく最低でも2年〜3年はかかるだろうってことが見えてきましたよね。
さぁもう、腰を据えて家に篭ろうじゃありませんか。
家の中で温かな料理や飲み物とともに、落ち着いた静かな夜を過ごすこと、
そっと内側へ入って、自分自身と人生を味わうことに。
暖かな家の中で常に燃えている穏やかな火といえば「竈門」⇦今ではフリガナなしでみんなが読めるようになった鬼滅の刃、竈門炭治郎の「かまど」です。いにしえの昔の母権性の時代、それぞれの家にある丸いかまどの火は、女性の祭壇でした。
かまどはまた、へそであり、女性にとって宇宙の中心で、神殿の中心にある「へそ石」でした。へそは、ギリシャ語で「オムパロス」といい、世界のへそ(ハブ)、女神の体の中心で、万物の根源を意味するラテン語をギリシャ語に音訳したものだそうです。(オムって、オームの音ですよね!)
全ての古代の国々において、太女神自らが姿を変えたものが宇宙の精だと考えられており、その精の宿る中心、つまり主要な神殿は大地の中心であり、女神の本質が集中しているへそ石(オムパロス)が置かれていました。
ヘブライ人はそれを「神の住み給う処」と呼んだのです。王に化身した男性の神は、彼は女神の子供であるために女神の身体の中心に位置していました。女性たちのおへそは世界の中心で、万物の根源、命の源です。(チネイザンでもまずヘソありき、と教えられます!)
家という女の神殿の中心で燃えるかまどの火は、女神そのもので、ギリシャ名をヘスティアと言います。彼女は、処女神として誰のものにもならず、だからこそ全ての人のものでした。そしてまた、静かな家の中の女たちの時間そのものであり、(家の中で起こる)セックスそのものであり(竈門の丸い形状はヨニ=女性器そのものとして崇拝されました。)永遠の時間を紡ぐ安らぎと穏やかさの象徴でした。
もし今あなたが、少し寂しさや孤独を感じていたり、多忙ゆえに大事なことを忘れて前に進んでいるような気がしたら、へそに手を当てて女神ヘスティアの名をそっと呼んでみて下さい。
片付かない家の中でため息をついている時も、断捨離を敢行したい時も、とにかく家の中に今あなたがいるなら、そこは彼女の領域です。彼女はいつでもあなたとともにいるのです。